「爆笑問題」太田光さんの所属プロダクションの社長であり妻でもある、太田光代さんに関する番組を見た。それも、二晩連続で。
たまたまテレビをつけると、二日とも、その番組の放映時間だった。
光代さんは20代の頃、ご自身も芸人をしており、また、女優を目指していたそうだが、ある時、「爆笑問題」を売るにはこのタイミングしかないと思い、また、売れるのは「自分しかいない」と思い、自分の夢を捨てて、芸能事務所を立ち上げたそうだ。
顔立ち、表情、話の内容から伝わってくる考え方。
どれをとっても、経営者として才能豊かな人だということが分かる。
「売り難い人ほど、売れる」。
彼女が言っていた言葉である。
つまり、個性が強いことが固定ファンをつくるし、固定ファン(万人を相手にしてはいけない)をつくるには、強い個性が必要ということだ。
行動に移すのは簡単じゃないけど、人に嫌われたり、不要なものを捨てることができない人は「ブレイクしない」。
ドラッガーは「事業の定義」は必ず「陳腐化する」と言っていたが、「自分の定義」つまり「アイデンティティ」や「ポジショニング」も再考する必要があるということかもしれない。