子供の教育(将来)。

Twitter には書いたが、土曜日は渋谷区の小学校説明会に出掛けた。

保育園で一緒だったお父さん、お母さん達と一緒になり、説明会の後は昼食を食べながら、小学校教育のあり方について議論が白熱した。

旧友とその後も過ごしたいという子供のリクエストがあったこともあるが、ランチの後は、我が家に場所を移して、引き続き、教育問題に関する話をした。

いつの世も、親にとって子供の教育(将来)は、何にもまして大切なことだということを、自分がその立場になって初めて実感する。

そんなことがあったせいか、妻は昨晩、子供の教育のことを考えて、あまり眠れなかったそうで、今朝は保育園に子供を送り出した後、小学校の話になった。

地方都市出身の僕には、私立の小中学校に行くというのは考えられないことだったが、東京生まれで東京育ちの妻にとっては、自分自身が経験してきた現実的な問題なのである。

そこが、彼女と僕との大きな違いである。

尚、彼女は、父親が芸術家というと聞こえはいいが、収入が安定した家庭に育ったわけではなく、小中高と公立の学校を出ている。

子供には、出来る限りのことをしてあげたい。

「一歩」を越える勇気。

昨夜の「榎本あゆみ」さんの「起業を祝う会」には、40人を超える人が参加してくれた。

ドリームゲートの「鞄持ちインターン」出身の彼女が、ドリームゲート運営企業のプロジェクトニッポンに就職し、4年半。

彼女の退職はプロジェクトニッポンにとっては痛手だが、「日本に起業文化を醸成する」というドリームゲートの理念を、榎本さん自身が実行するということだ。

日本ではならまだしも、上海で、それでも単独でだ。

「苦難の道」が待っているのは間違いない。

ところで、日本コンピュータ・ダイナミクス創業者の下條さんの著書を読み終えた僕は、マクロミルのキャラクター(スポンサーしているのだろう)でもある「栗城史多(くりき のぶかず)」さんの本を読み出した。

NHK総合テレビのドキュメンタリーで紹介されたらしいので、ご存知の方も多いと思うが、エベレスト単独・無酸素登頂に挑戦する若き登山家である。

著書のタイトルは「一歩を越える勇気」。

半分ぐらいまで読んだ。

彼は17歳の時、お母さんを肺ガンで亡くしたそうだ。

亡くなったお母さんと交わした約束は、「一生懸命に生きる、弱音を吐かない、そして、最期に『ありがとう』と言える人生を送ること」。

お母さんが亡くなった時のことも描写されていたが、15歳の時に母親を同じ肺ガンで亡くした僕は、目頭が熱くなった。

ただでさえ涙もろい僕には、かなりヤバい本だ。

さて、榎本さん、あんなに大勢の人達に門出を祝ってもらって、もう後に退けなくなってしまい、今頃は少々後悔をしているかもしれない。

山と違って失敗しても死ぬことはないが、中国語も話せず、ひとりで上海に渡るのは、相当に心細いのは想像に難くない。

でも、もう「一歩」を踏み出してしまった。

それも、大勢のみんなの前で。

それを見ていた僕たちも、一歩を踏み出すしかないよね。

人生、観客席に座っているわけにはいかないわけで・・・。

「一生懸命に生きる、弱音を吐かない、そして、最期に『ありがとう』と言える人生を送ること」。

世の中には、自分が想像したり考えたりする範囲を超えるものがある。

今朝は、10時前に自宅を出て、法政大学に向かった。

今日はイノマネでの授業ではなく、一昨年、法政のもうひとつのビジネススクールでご一緒させていただいた田路教授との久しぶりのアポがあり、田路先生の研究室を訪ねた。

田路先生は、今年は研究休暇(サバティカル)の年で、シリコンバレーに滞在しながら、ご自身の研究テーマである「ハイテク・スタートアップ」の現場を視察されており、一時帰国中の忙しいお時間を頂戴した。

お互いの子供の教育の話、それに関連する日本の教育環境、ひいては産業構造に始まり、シリコンバレーのベンチャー企業の話や投資環境等、ランチを含めて、2時間強に渡り、様々な話ができた。

ところで、今日はこの後、僕も大変お世話になっているドリームゲート(経済産業省の音頭で始まった起業家輩出プロジェクト)運営企業のプロジェクトニッポンで働いていた「榎本あゆみ」さんの「壮行会(起業を祝う会)」がある。

ご本人から退職と起業の話を聞き、それであれば壮行会をと思い、その話を松谷さん(プロジェクトニッポン社長)にしたところ、話が大きくなってしまい、行き掛り上、僕が幹事団のリーダーを仰せつかってしまった。

急に決まった話だったこともあり、会場選びや周囲への参加呼びかけ、当日の演出等でだいぶ苦労をしたが、幹事団の皆さんのご尽力のお陰で、大勢の皆さんのご出席のもと、榎本さんを盛大に送り出してあげることができそうである。

なんと彼女は、日本を飛び出して「上海」で起業するらしい!

是非とも、頑張って欲しいと思う。

話は変わるが、先日のエントリーで紹介した「日本コンピュータ・ダイナミクス」創業者の下條さんの著書を先程、読み終えた。

下條さんの創業から今日に至るまでの軌跡が平易な文章で書かれているということもあるが、読むのが遅い僕にしては、かなり早く読み終えることができた。

下條さんが起業された時期は、僕が生まれた直後だったこともあり、自分自身が育ってきた時代を思い出し、また、自分が独立して起業してからの人生を思い返すような感覚で、小説を読んでいるかのように、下條さんの人生に引き込まれてしまった。

その下條さんの著書の最後に、こんな言葉が書いてあった。

「それは、もう少し大きな観点から言えば、『世の中には、自分が想像したり考えたりする範囲を超えるものがあるのだ』という認識を持つことでもあります」。

自分を信じると共に、謙虚な姿勢を忘れないようにしたい。

一国の長は「直接選挙」で選びたい。

口火を切った民主党の代表選。

たくさんのメディアが、その「真相」に迫ろうとして様々な報道をしているが、ここまで来ると、もう何も言う気になれない。

議院内閣制の限界である。

人気投票になり兼ねないリスクはあるが、一国の長は「直接選挙」で選びたい。

都道府県の長(知事)は、直接選挙で選んでいるわけで、出来ないはずはないと思う。

猛暑も民主党の代表選も、早く終わって欲しい。