「鮫洲」と「3.11」後のゴールデンウィーク。

先週の木曜日。運転免許証の更新で、3年ぶりに「鮫洲」まで出掛けた。

ここ最近はクルマで行っていたが、今回は仕事の都合上、電車に乗り「鮫洲駅」で降りた。

初めて鮫洲駅で降り立ったのは大学生の頃なので30年も前になるが、あの時と同じように、免許証の書き換えに使用する「書類の記載代行」業を営むお店がある。

もう少し正確に描写すると、30年前は、鮫洲の駅前から運転試験場に続く道沿いに「これでもか!」と「同業者」が軒を連ねていたが、今でも営業しているのは、駅のすぐ近くの店を含めて、数軒になっていた。

でも、さすがに客はいない。そこには、ボーッと店番をしている中年男性の姿があった。

ドラッカーは「イノベーションとは、組織的、体系的に『変化』を探すことである」と、ダーウィンは「強いものが生き残るのではなく、『変化する者』が生き残る」と言っている。

「鮫洲の駅前商店街」を通り過ぎながら、そんなことを考えた。

ところで、昨日から日本はゴールデンウィーク(GW)。

昨年のGWは「3.11」の現実をこの目で確認したいと思い、周囲の反対を押し切り、福島県の「相馬港」に行ったことを思い出した。

あれから一年。もっと前のことのように感じる。

GWということでは、海外旅行に出掛けた人も多いと思うが、日経ヴェリタスの編集長メールによると、2011年に海外旅行へ出かけた人は「1,699万人」。今年は、円高という追い風もあり、昨年を上回るのでは?と予想されている。

一方、日本を訪れる外国人は、震災・原発に円高の影響もあり、昨年は3割少ない「約620万人」。完全に「輸出超過」である!

因みに、フランスを訪れる観光客は「毎年7,600万人(人口:6500万人)」。スペインは「5,300万人(人口:4,600万人)」とのこと。

仮に毎年、1億2,000万人の観光客が日本を訪れて、一人平均10万円を落としてくれたら、観光収入「12兆円」である!

どんな「変化」を利用すれば、それが実現できるだろうか?

@子供のダンス教室