「部下」は上司を3日で見破ります。

今月から妻の病院での研修が始まり、火曜日の朝は、僕が子供を保育園に送っていっている。

保育園に子供を預けた後、恵比寿の駅ビル(アトレ)に入っている本屋に行き、昨日創刊された「日経EW」を買った。創刊前から日経新聞でかなりの広告が出稿されており、相当に力を入れていることがわかる。それで、どんな内容なのか?と思い、買ってみた。

さすがは創刊号だけあって、広告がたくさん入っていた(創刊号は注目度が高いので広告が集まる)。

表2見開きは「資生堂」。次の見開きは「ラルフ・ローレン」。次で、シャネル、アルマーニ、ディオール、ブルックス・ブラザーズ、ランコム、編集長挨拶を挟んでゼニスと、目次に行き着くまでに、これだけの広告が入っていた。目次の次は「BMW」。次いで、カネボウ、ラコステと続く。その後も、数ページの記事を挟み、オメガ、HUGO BOSS等が出稿している。まずは、上々の滑り出しだろう。

しかし、このまま順調にいくだろうか?ビジネスや時事ネタをテーマにした女性誌は成功しないというのが統計的事実だと思うが、はたして、日経EWはどうなるか?

僕は滅多に雑誌を買わないし、買っても興味のある記事しか読まないが、今回はすべてのページに目を通してみた。

すると、記事の大半は「ファッション」関連であることが判明。女性版「GQ」といったところか?やはり、ビジネスや時事ネタでは厳しいか?

ところで、今日は日経EWを買った後、病院のハシゴをした。最初は恵比寿にある「眼科」、次は中目黒の「整形外科」。

先週の火曜日の夜から目が真っ赤に充血し、翌日に眼科に行ったところ、典型的な「花粉症」の症状だと言われ、かなりショックを覚えた。40才を過ぎても、花粉症に悩まされることなく生きてきたが、これまでか・・・と思った。週明けに再度、来院するようにとのことで本日、同じ眼科を訪ねた。

整形外科は、数週間前に行った。

子供が椅子に上がってダイニングテーブルによじ上ろうとするので、仕方なく椅子を倒しているのだが、椅子の背の部分に足の指をぶつけてしまい、見事な「紫色」になってしまった(尋常な痛さではなかった)。骨が折れていては困ると思い、レントゲンを撮りに行ったところ、幸いにも骨には異常はなかったが、暫く痛みが残ると診断された。医者から1週間後にまた来るようにと言われていたのだが、時間が作れず、3週間後の今日、行ってきた。

さて、今日のエントリーのタイトルの心は何か?そろそろ、その種明かしをすると、日経EWに掲載されていた伊藤忠商事の丹羽会長のインタビュー記事にあった言葉である。

丹羽さんは僕が尊敬する経営者のひとりであるが、彼はインタビューの中でこう言っている。

「上司が部下を理解するには3年かかるけれど、部下は上司を3日で見破ります」。

僕もそう思う。では、それは何故だろう?と考えてみた。

僕の答えは、上司=その人間としてほぼ完成系(顕在化している)であるが、部下=潜在能力であり、潜在成長力を見極めることは、とても難しいということではないかと思った。

ベンチャー投資にも似ている。

もうひとつ、共感する話しがあった。

「部下を育成する、おこがましい。大事なのは、部下が『もっとやりたい』と思える環境をつくること」。

DeNAの南場さんも同じことを言っていた。

自分は部下から見られているし、自分の仕事は「部下が成長できる環境を創ること」であることを再認識する良い機会となった。