「ブログの自分」と「リアルの自分」。

昨日、とあることでライフネット生命保険の出口さん(社長)と岩瀬さん(副社長)にお会いした。

その席上で、岩瀬さんからこんなことを言われた。

「平石さんって、実際に会うと力強いものがあるじゃないですか。でもブログから伝わってくる平石さんて、ちょっと違いますよね・・・」。

たしかにそうだと思う。

「でも、ブログの中の僕は『力強く』て、実際に会った僕は『弱々しい』よりもいいですよね?」と言ったら、「そうですね。それが逆だったらいやですよね(笑)」という返事が返ってきた。

傍から見れば何気ない会話かもしれないが、僕は何故、そういう「ギャップ」が存在しているのか?を考えた。

それは、事実として、僕の中に「臆病」で「繊細」で「弱虫」な自分がいるからだと思う。

随分昔の話しになるが、僕にとっての最初の起業のパートナーであり、その会社からスピンアウトして現在は自分で会社を経営している堀水から、「平石は『弱虫』なんだよ」と言われたことがある。

なかなか出来る事ではないが、僕は「自分のすべてを受け入れたい」と思っている。

多少は「才能」のある自分も、その才能を開花させる���めの「努力」が足りない自分も、「他人の評価」を気にして「カッコいい自分」でいたい自分も、同じく「他人の評価」を気にするあまり、一般的定義での「失敗」を恐れる自分も、たくさんの「お金」が欲しい自分も、でも、お金よりも「社会的意義」や「自分の価値観」を大切にしたい自分も・・・。

ブログの中(読んで下さっている大半の方々とはお会いする機会がない)だからといってカッコつけた話しを書くよりも、むしろ、僕の「弱い」「臆病」な、よく言えば「繊細」な部分を書いた方が、素直でいいような気がしている。

何故なら、リアルの僕は「弱い自分」を受け入れながら、どうやってそれを「克服」し、前に進めるか? それこそ、カッコ良く言えば、毎日毎日、戦っているのだから。

何事にも「外面」と「内面」があるとすれば、リアルの僕は「外面」で、ブログの僕は「内面」なのだろう。