「ヨセミテ」という「ひつじ系」ベンチャー企業。

「挑戦する生き方」をテーマとするオンラインメディアをスタートして一日が過ぎた。

何かを構想・企画し、様々な準備をして立ち上げるには、かなりのエネルギーが必要だが、立ち上げたものを「継続」させていくことは、よりいっそうのエネルギーが要求される。

焦らず無理せず、かとってサボらず、「愛情を込めて」育てて行こうと思う。

ところで、つい先日、久しぶりにある人たちにお会いした。

「ヨセミテ」という「ひつじ系」ベンチャー企業を立ち上げた「津田全泰さん」と「塚田寛一さん」。いわゆる、ナナロク世代のふたりだ。

ご存知の方も多いと思うが、彼らのプロフィールを紹介したい。そして、彼らとの「出会い」も。

最初にお会いしたのは、塚田さんだった。

彼がまだ、大学生だった頃、NPO法人ETICが主催するインターンシップに関するシンポジウムのパネルディスカッションで、僕がインターンを受け入れているベンチャー企業の経営者、津田さんはベンチャー企業でインターンをしている大学生、という立場で一緒になったのが最初だった。

当時の彼は、ペイメント・ワン(現GMOペイメントゲートウェイ)でインターンをしていたが、現場の仕事に関しては、実質的に彼が仕切っていたと言ってもいいぐらい、仕事にコミットしていたと聞いている。

どちらが先かは知らないが、イー・マーキュリー(現ミクシィ)でもインターンとして働き、大学卒業後、そのままミクシイに就職し、最後は取締役として経営に参画していたという逸材である。

津田さんとは、僕の記憶が正しければ、2005年の冬、デジタルガレージのグループ会社の主要スタッフを集めて開催した「Web2.0」系のビジネスに関する勉強会でお会いしたのが最初だった。

津田さんはSFCを卒業後、まだまだ駆け出しのベンチャーだった楽天に就職し、楽天トラベルの立ち上げに従事。その時の経験を活かして、旅行に関するCGMサイトの「4Travel(フォートラベル)」を創業。その後、デジタルガレージグループのカカクコムに売却。津田さんと会ったのは、その直後だった。

津田さん曰く、「何がなんだか分からないまま、会場に連れて来られて、フォートラベルの話しをさせられて・・・(笑)」という感じだった。

そんなことで、ふたりと知り合ったわけだが、津田さんとはデジタルガレージの絡みで多少は会うことがあったが、塚田さんとは殆ど会う機会もないままだった。

津田さんがフォートラベルを離れたこと、塚田さんがミクシイの取締役を退任されたことは知っていたが、その後、ふたりがどこで何をしているのか?は何も知らなかった。

たまたま、インフィニティ・ベンチャーズ小林さんのブログで、津田さんがヨセミテを立ち上げたことを知り、彼らのウェブサイトをチェックしてみると、なんと、塚田さんもいるではないか!!

早速メールを送り、先週の金曜日、彼らのオフィスを訪問し、ランチをご一緒した。お互いのビジネスの話しをし、とても楽しい時間だった。

おまけに、ランチを食べたお店で偶然?にも、デジタルガレージの林さんの秘書の合庭さんともお会いし、縁があるのかな・・・と思った(笑)。

ところで、津田さんとも塚田さんとも、ゆっくりと話しをしたのが今回が初めてだったが、何故かそういう気がしなかった。彼らの理念や実現しようとしていることにとても共感でき、以前からよく知っている人たちのような感じがした。彼らからもそんなメールが届き、とても嬉しく思った。

僕が「共感」したことというのは、彼らは自分たちの個人的利益のためにビジネスをしようとしているのではなく、インターネットという技術とプラットフォームを使い、「公共分野」での新たなイノベーションを起こそうとしていること。そして、それを長期的に育てていこうとしていること。

敢えて、分かりやすい例えを用いるのであれば、堀江さんのような「カネがすべて」という人たちではないことである。

詳しくは、彼らのウェブサイトをチェックされたし!!!

「ひつじ系」という意味も含めて。