ヨセミテ。アメリカにある国立公園のことではなく、あるソーシャルベンチャーの名前である。
ここ数ヶ月は、本当に色々なことがあり、なかなか原稿を書く時間を捻出できなかったのだが、先週末、ようやく、昨年秋に取材をさせていただいた「ヨセミテ」の「津田さん」と「塚田さん」のインタビューのテープ起こしを読んだ。
原稿を書くにあたり何度か読み返すうちに、僕がネットビジネスに傾注して行った1990年代の後半、1997年~1999年頃の記憶がだんだんと蘇り、とても楽しい気持ちになった。
あの頃は、良い意味で「雨後の竹の子」のようにネットベンチャーが立ち上がり、おもしろい会社やサービスがたくさんあった。
そして、その人達のこと、彼らとの会話を思い出した。
あの頃は、アメリカ発の金融危機で暗く重たい空気が蔓延する今日とは、まったく異なる景色だった。
「これだっ!!!」という、漠然と探し求めていた何かを見つけたような、これから訪れるれあろう輝かしい「未来」に対する期待感で高揚していた。
少なくとも僕たち、ネットベンチャーを立ち上げていた人たちは・・・。
そんなことを思い出した。
そして、自分はやはり、原っぱの中から何かを新しく創り上げていくことが好きなんだということを、改めて思い出した。
でも、僕の中のそのような感情や思考が刺激されたのは、誰のインタビューでも同じだったのか?というと、そうではないと思う。
僕とは「一回り以上」年下の彼らだが、そこに流れている「価値観」の「源流」は、同じところにある気がする。
そういうふたりと、このような縁があることを、とても幸せなことだと思う。僕も彼らぐらい若かったら・・・と思うこともあるが(苦笑)。
彼らのためにも、良い原稿を書きたい。
>津田さん、塚田さん
お待たせしてしまっており、申し訳ありません。本当にあと少しだけお待ち下さい(笑)。