「音楽」が鳴っている間は、「ダンス」は終らない。

今日は4月最終日。46才になって、ちょうど1ヵ月が過ぎた。

僕の中では、46・47・48才という3年間は、この先の人生において、とても大きな意味を持っており、企業で言えば「中期計画」のようなものである。

午前中に、ある手続きをして、ドリームビジョンを始めてからの3年間、そして、自分自身にケジメをつけた。

ところで、今日のエントリーのタイトルは、「ソロモンブラザーズ」の元会長だったか元CEO(記憶が定かでない)で、同社が隆盛を誇っていた頃、「ウォール街の帝王」と呼ばれていた人が、「投資銀行」の盛衰に関するNHKの番組の中で語っていた言葉である。

つまり、「リスクがあるし、危ない橋」だと分かっていても、人間という生き物は、それが「売れている間」は、それを止めようとしない、という意味だ。

元「ウォール街の帝王」は、自戒の念を込めて、「自分は今、そのツケを払っている」と答えていた。

彼が使っていたこととは少々違う意味ではあるが、今の僕にとっては、ある意味、「急所」をつかれた思いがした言葉だった。

同じ間違いを繰り返さないよう、4月最終日の今日、自分自身に言い聞かせる意味で、元「ウォール街の帝王」の言葉を引用させていただいた。

ここぞという時にこそ、「自分を律する」ことのできる人間になれるように。

「ファミレス」の禁煙席。

一昨日の夜は、とある理由があり、「ファミレス(ファミリーレストラン)」でひとりで夕食を食べた。

タバコを吸わない僕は、禁煙席に座ったが、周囲は、未就学の子供や乳児を連れたお母さん達でそれなりに賑わっていた。因みに、入店時刻は、18:40頃。

最近のファミレスは、そこそこ美味しく値段も手頃だし、すべてのメニューに「カロリー表示」がされていて、また、どこのファミレスでも「禁煙席」があり、たしかに、小さな子供を連れてくるには便利な場所である。

但し、たまたま、その店舗だけなのかもしれないが、ローコストオペレーションのためだろう、店員さんの数が少なく、席に通されてから注文を取りに来るまで、少々時間がかかった。

僕はまだよかったが、僕がお店に入って暫くしてから来店した母親は、子供が待ちきれずに騒ぎ出すのが嫌だったのか、「何回呼んだら来るの?」とクレームを付けていた。

しかし、お店の側としては、サボっているわけではなく、辛いだろうなと思った。

そのようなクレームを付けられても、社会構造の変化の中で、特に、核家族化が進んだ都会(地方都市もそうなのかもしれない)において、「ファミリーレストラン」という業態は人々の生活に深く関与しており、投資対象としては、あまり魅力的ではなくなっているかもしれないが、無くてはならない存在になっているように思う。

産業規模としての頭打ち感や店舗数の調整等は避けられないだろうが、社会に必要な存在である限り、存続していくだろう。

「食の安全」が問われている現代社会において、素材の調達ルートを含めた新しい試み等も含めれば、まだまだ未開拓の部分はあるだろうし、新たな業態の出現もあるだろう。

そう考えると、外食産業にも、更なる成長の可能性があるように思う。

今後の動向に注目したい。

キリンビール

先週の木曜日、前日に株主報告会も終わって一息ついたこともあり、久しぶりに「QM義塾社長大学」の勉強会に出席した。

今回のゲスト講師は、キリンビール前社長の三宅占二氏(現在は、キリンホールディングスの代表取締役副社長)。

1870年に、米国人のウイリアム・コープ氏により、「外資」として創業された「スプリング・バレー・ブルワリー」がキリンビールの前身だという話(初めて知った)や、ビール業界首位の座をアサヒビールに奪われた頃の話など、短時間ではあったが、とても貴重な話を伺うことができた。

三宅氏の話で最も印象に残ったのは、製造業というビジネスは、極めて多岐にわたる仕事によって構成されており、どの部署に就くか?によって、同じビール会社でも、全く異なる仕事をするということである。

それは、わざわざこうして書くまでもなく、当然のことと言えばそれまでかもしれないが、キリンが危機感を募らせて背水の陣?で発売した「のどごし生」の舞台裏として、「生産」「ロジスティクス」「営業(販売)」という異なる機能(部署)をいかにして結束させ、その結果として、ヒット商品を生み出したか?その話を聞いて、製造業を経営することの大変さを垣間見た気がした。

前職インタースコープ(インターネットリサーチ)でも、「営業」「調査設計・分析」「実査(プログラミング)」「R&D」「モニター管理」「総務経理」と、部署によって仕事内容は大きく異なり、しばしばセクショナリズムに陥ってしまう社内をどうやって「全体最適」化するかで苦労をしてきたが、当然のことながら、その比ではない。

そりゃ、規模も違うし、比較すること自体がおこがましいことだが、大企業を経営することの大変さをリアルに想像できことは、得るものが大きかった。

こういった機会が無ければ、キリンビール前社長の話を間近で伺うことなどあり得るはずもなく、パソナの南部さんをはじめ、「QM義塾大学」を運営されている諸先輩方に感謝である。

自分の著書を買う。

今日は、初めて会う人達に手渡すため、4年前ちょっと前に書いた「自分でできるネットリサーチ」という自分自身の著書を購入した。

東京駅の丸の内側にある「OAZO」に入っている「丸善」という書店に入り、ビジネス書のマーケティング関連書籍のコーナーに行き、自分の本を探した。

暫くは何度見渡しても探せなかったが、本棚の上から2段目に自分で書いた本を見つけた時は、素直に嬉しかった。

ところで、この書籍、ビジネスコーナー以外に、コンピューター関連のコーナーにも置いてある。

「リサーチ」という観点から「ビジネス」関連書籍として扱われているが、ネット(インターネット)ということで、「コンピューター関連」の書籍としても扱われている。

従って、オアゾの「丸善」では、1Fのビジネス関連コーナーと3Fのコンピューター関連コーナーの両方に置いてあった。

書籍に限らず、物事には「多面性」があるということだ。

自分自身の「ポジショニング」についても、同じことが言えるような気がする。

何かに「集中」することは良いことだが、その価値や利用方法は「ひとつではない」。

「選択と集中」をしても、それは可能だと思う。

グリコのお菓子ではないが、「一粒で二度美味しい」となるよう、柔軟な姿勢を忘れないようにしたい。

「筋肉」の鍛え方。

年明けから飛ばしてきたせいか、あるいは、株主報告会が終わり気が緩んだせいか、ドッと疲れが出て、金曜日はヘトヘトだった。それで、またしても、平日のブログの更新が出来なかった。

そんなこともあり、朝から雨模様だった今日(土曜日)は、久しぶりにゆっくりと過ごした。

ところで、僕は、頭の後ろのあたりが尋常ではないレベルで「凝る」。

睡眠不足になると、それが顕著に出て、集中力がなくなり、仕事にならない。

それ故、しばしばマッサージに行くのだが、あくまでも「対症療法」であり、マッサージをしてもらって暫くの間は調子がいいが、疲れが溜まったり、睡眠不足になると、また、同じ症状が出て、マッサージに行くことになる。当然、かなりの出費を伴う。

何とかならないものかと思っていたところ、「腰痛」持ち且つ「頭痛」持ちの妻が、暫く前からリハビリ治療に通っている整形外科に一緒に行ってみる?ということで、半信半疑で行ってみた。

そこで、首のレントゲンを撮ってもらったところ、骨が湾曲しており、また、椎間板もやや減ってきているとのことで、定期的に治療に通った方がよいと勧められた。

また、僕がお世話になっているマッサージ師に言われた僕の「筋肉」の話をしたところ、「なるほど」と思わされる話をしてくれた。

そのお医者さんは、筋肉をゴムに例えて説明してくれたのだが、若い頃は、ゴムを「太くする」ための運動をする(そういう鍛え方をする)が、年をとってくると、「ゴムの収縮が良くなる」ための運動をすることが必要(効果的)だという。

つまり、筋肉の絶対量を増やすのではなく、筋肉の「質」を高める努力をすることが、理に適っているということだろう。

それには「ストレッチ」が大切とのこと。マッサージ師の方も同じことを言っていた。

確かに、暫く前に久しぶりにストレッチをしたところ、以前はとても柔らかかった身体が、信じられないぐらい固くなっており、愕然としたことがあった。

すべての辻褄が合う。

ところで、ストレッチの話は「筋肉」に限らず、「仕事の仕方」や「努力の仕方」にも言えるように思う。

事実として、ここ2~3年前から体力の衰えを感じるし、30代の頃のような我武者らな働き方は出来なくなっている。

そうなると、仕事をする「時間」や仕事そのものの「量」を増やすのではなく、より「効率的」に仕事をすることや、仕事の「質」を高める努力が重要になる。

そして、そのためには「仕事におけるストレッチ」が大切である。

つまり、常に、仕事の「内容」を見直し、「優先順位」を明確にし、「不必要なものは思い切って捨てる」ことが必要である。

「戦略」とは「戦いを略す(省く)」ということであり、何をするか?よりも「何をしないか?」が大切であり、残された「時間」も「体力」も少なくなってきていることを考えると、自分がやることと、やらないこと(捨てること)を明確にしていくことが、よりいっそう大切だということである。

整形外科でリハビリ治療を受けながら、そんなことを考えていた。

僕の時間の使い方が下手なせいもあるかもしれないが、何かを成し遂げようとすると、「人生は短い」。

株主報告会

昨日は、ドリームビジョンの株主報告会を行った。

年明けから取り組んできた新しい事業の進捗を報告し、株主の皆さんから意見を頂戴した。

自分の中でも整理がつかずにいたことが、彼らとの議論を通じて、かなりクリアになり、今後の方向性を明確にすることができた。

忙しいスケジュールを調整し出席していただいた株主の皆さんの期待に応えられるよう、引き続き、頑張って行きたい。

追伸:今月は、平日は毎日、ブログを更新することを目標に頑張ってきたが、昨夜は疲れて更新できず。多忙なスケジュールの合間を縫って毎日ブログを更新しているマネックスの松本さんの凄さを、改めて実感した。

保育園の「連絡帳」。

数日前に「保育園」に関するエントリーを書いたが、最近は、保育園と家庭との「連絡帳」を読むのを、とても楽しみにしている。

保育園での様子と家庭での様子を先生と親とで共有することにより、子どもたちの健やかな発育を促進しようという仕組みである。

家庭からの連絡はすべて妻が書いているが、彼女と保育園の先生のやり取りを見ていると、僕らの子供が毎日、どのように過ごしているかが手に取るようにイメージできる。

とても素晴らしい仕組みである。

ところで、今日は夕方からやや強い雨が降り出したので、一度、仕事から戻り、クルマで保育園に子供を迎えに行き、子供を自宅に送った後、また仕事に戻った。

別れ際、「何時頃、帰って来るの?」という質問に、「11時(23時)頃かな」というと、さすがに我が子は寂しそうにしていた。

こういう日常を大切にしたい。