向き合う「覚悟」。何かを得るには、何かを捨てないとね!

昨年の夏、第二子を妊娠して数ヶ月経った頃から仕事を辞めていた妻が、今月から仕事に復帰した。

長男を妊娠した頃の彼女は大学院に通っており、大学院を休学して出産し、長男が五か月ぐらいから保育園に預けて復学し、卒業(修了)した。

今回の復帰は、その時とは次元の異なるレベルの「時間と体力」のマネジメントが、夫婦共に求められるている。

お子さんがいらっしゃる方はよくご存知のとおり、子供がひとりか二人では、その負荷はまったく異なる。

ましてや我々のように「いい歳」をして子供を育てるのは、体力的に尋常ではなく厳しい。

当たり前だが、子供は一過性のものではなく、生まれたら、少なくとも成人するまで責任が発生する。

機嫌の良い時だけ相手にすれば良いというわけにはいかない。

そんな親では、いい迷惑である。

それは、会社の経営にも当てはまる。

会社を創業したら、その会社に日々向き合い、機嫌が良い時も悪い時も、相手をしていく責任が発生する。

現実と向き合っていく「覚悟」が求められる。

どこかの週刊誌のように、アッサリと連載を止めればよい(止めたことが良かったのか?色々な意見があると思う)というわけにはいかない。

何事も生む(創業する)のは簡単だけど、続ける(育てていく)のは大変である。

体力にも経済力にも時間にも、何事にも限界がある。

何かを得るには、何かを捨てないとね!(選択と集中)

iPhoneからの投稿

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TPPと尖閣諸島。ジャーナリズムの本質。

体育の日に絡む連休を利用し、4泊5日で、家族でグアムに行ってきた。前回のグアムは長男が2歳になる直前だったので、5年ぶりだった。

そのグアムで、米軍と自衛隊が上陸訓練を行ったらしい。それに関する記事がニューズウィーク日本版に載っていた。

何人かの軍事ジャーナリスト(すべて外国人)が寄稿しているが、そこに書いてあることを要約すると、一触即発の事態にあるにも関わらず、日本政府は自衛隊を尖閣諸島付近に移動させることをしない(緊迫感がない)という批判。

僕は「一体なぜ?」と思いながら読んでいたのだが、今朝、プレジデントに掲載されていた尖閣諸島に関する記事を読むと、まったく、違う内容が書いてあった。

それによると、2010年11月に来日したオバマ大統領は、日米同盟のもと、尖閣諸島を守る代わりに、TPPに加盟して(米国に対して)市場を開放することを勧めた(求めた)、という政治的取引があったらしい。

実際、同年9月の「中国漁船衝突」事件の際、クリントン米国務長官は「尖閣諸島は日米安保の対象」と明言している。

しかし、今年8月にTPP参加表明をする予定だった野田首相は、国内の反対派に配慮して、参加表明を見送った。

日本がTPP参加表明を見送ったことは、つまり、米国が尖閣諸島(日本)を守る(日米同盟を発動する)理由がないと理解した中国は、ここぞとばかりに攻勢をかけてきた・・・というのが、プレジデントに掲載されてた記事の内容だった。

好戦的だったブッシュ前大統領とは違い、オバマ大統領は、武力行使には保守的。「出来ることなら、中国と揉め事を起こさないでくれ・・・」と思うのは当然だ。

ニューズウィーク(の記事)が批判していた「自衛隊が動かない」理由は、プレジデントの記事によると「米軍の同意が得られない」からだという。

米国のパネッタ国防長官は9月16日に訪日し、自衛隊出動がないことを確認後、19日に訪中。習近平次期国家主席と会談し、「中国が軍事行動を直ちに取らない」という約束の代わりに、中国の「領有権主張」に理解を示したとされている。

米国が理解を示したのであれば・・・ということで、中国は、国連総会をはじめ、各国のメディアに広告まで掲載するというキャンペーンに出たという。

個人的には、いったいどういうことだ?と思うが、「米国債の世界最大の保有国」である「中国」と揉めたくないのは本音だろう。

僕はプレジデントの記事の主張には妥当性があるように思うが、いずれにしても、ジャーナリズムを鵜呑みにすることは危険だということだ。

中国だけでなく、民主化されている「日本」においても。

ところで、TPP参加を反対している人達の主張は、日本の農業を守るということらしいが、具体的にどういう人達で、何のためなのか?

次回は、そのことを書こうと思う。