堀江さんが「ジジイなりに頑張る」なら、僕は「ジイさん」なりに頑張ろう!

2013年9月27日(金)22:10。東京の青山一丁目にある Startup Base Camp という、サイバーエージェント・ベンチャーズが運営するインキュベーションオフィスの僕のデスクで、このエントリーを書き始めた。

10/1(火)@大阪にて、「成功と挫折。そして、再チャレンジ!」というタイトルで講演をするので、その準備をしていた。

実は、このタイトルは、某出版社から、どんなに遅くても今年中には出る予定の、僕にとっては「2冊目」となる本のタイトルである。

講演の準備が終わり、ふうーっという気分でチェックしたメールで、堀江さんの「ゼロ」という著書のティーザー原稿?のようなコンテンツを読んだ。

そう、失敗してもマイナスになることはなく、ゼロに戻るだけであり、失敗を怖がる必要はないというのが、堀江さんのメッセージだ。

むしろ「なによりも危険なのは、失うことを怖れるあまり、一歩も前に踏み出せなくなることだ」と。

たしかに、それは僕にも心当たりがある。というか、僕はそういう人間だ・・・。

堀江さんと較べたら、足元にも及ばないし、鼻くそみたいなものだが、インタースコープとウェブクルーの成功の後のドリームビジョンでの失敗で、僕は「自信」を失った。

でも、小川先生に拾ってもらって法政大学の経営大学院で教え始めたことで、僕は少しずつ、自信を取り戻した。

そう、決してマイナスになったわけではなく、尚且つ、堀江さんがいう「ゼロ」になったわけでもなく、1か2か知らないが、まだまだ残ったものがあった。

大切な家族も素晴らしい友人も、僕が失敗しようが何しようが、変わらず、僕を受け入れてくれていた・・・。

話を堀江さんに戻すと、彼は40代になった自分を「ジジイ」と書いていたが、となると、50歳になった僕は「ジイさん」だ・・・w。

でも、堀江さんが「ジジイなりに頑張る」なら、僕は「ジイさん」なりに頑張ろう!

ところで、「ゼロ」という堀江さんの著書のティーザー原稿を読んだのは、cakes というサイトだった。

そして、その「cakes」を運営している「Piece of Cake」という会社の仕事をしている、ある方は、僕が人生で初めて会った「ベンチャーキャピタリスト」である。

その彼と先週、数カ月ぶりに会い、食事をご一緒した。

「人生はすべて必然」。

「アントニオ猪木の言葉」と「カッコウをつけている自分」。

「晴耕雨読」ならぬ「晴『読』雨読」生活を送っていた頃は、毎月20~22回ほどは更新していたブログを、殆ど書けなくなって久しくなる。

でも、以前のエントリーにも書いたように、僕の場合、ブログを書くことは「自分自身との対話」であり、自分と向き合い、自分の心を静める効果がある。

今年で3年目になる法政大学経営大学院の夏期集中講義の「レポートの採点」が終わったこともあり、久しぶりにブログを更新することにした。

先程、愛媛でテレファームという「ベンチャー農業(そういう言葉はないが)」を営む遠藤さんの投稿で、アントニオ猪木のエピソードを知った。以下は、そのページからの引用。

「私は新日本プロレスを旗揚げした時、一軒、一軒、キップを売って歩いた。理想のプロレスをつくり上げるために、なりふり構わず頭を下げた。

十年近くたっても、私はそれをやった。

浅草の街頭に立って売り歩き、それでもキップが残ったので一軒、一軒まわった。

なぜなら、ほかならぬ自分へのチャレンジだったからだ。

俺たちは、生まれながらに偉いのではない。

全力でぶつかり、失敗し、それでも立ち上がって、また失敗し、やっと何かをつかんだかと思ったら、虚しくも朝の露。

しかし、まだまだくたばらない。

俺には欲があるんだ、夢があるんだと向かっていく。

そうして、ちっぽけながらも、自分だけができる何かをつかんできた。

(ここまで)

人間は、誰でもミスをするし、後悔することもある。誤解もされるし、罵倒されることもある。

でも、自分が信じることがあれば、誰に何と言われようと、陰口を言われようと(僕は相手に直接モノを言わず、第三者を介して伝えようとする人間が最も好きではない)、本当の自分を理解されなかろうと、自分を曲げてはいけないし、長いものに巻かれてはいけない。

ここ最近、様々な問題があり、挫けそうになる自分を自分で励ましてきたが、アントニオ猪木の言葉を読み、僕は「まだまだ、カッコウをつけており、それを捨て去らなければダメだ!!」ということを再認識させられた。

「言うは易し、行うは難し」だが、それも「自分への挑戦」である。

ところで、今月の誕生日で、僕たちの長男は「満8歳」になる。

今の家に移り住んだ年に生まれた。

次男は、ようやく「1歳7ヶ月」。今年前半は「計5回の入退院」を「繰り返したが、おかげ様で、7月以降は入院せずに済んでいる。

正直、子育てをするには、妻も僕も「かなりの高齢」だが、こうして、素晴らしい子供たちに恵まれていることは、とても幸せなことだ。

彼らの笑顔のためにも、まだまだ頑張り続けないといけない。

ところで、日頃から大変お世話になっているサイバーエージェント・ベンチャーズが主催する「RISING EXPO」で、勝屋さんと話をする機会があった。

僕も彼のように、自分の生き方に誇りと自信を持ち、カッコウをつけず、不格好でも構わず、自分が信じる生き方を貫こう。

それ自身が「自分への挑戦」である。

追伸:1963年生まれの僕は当然、東京オリンピック(1964年)は記憶に無い。2020年の「東京オリンピック」を子供たちと見ることを励みに頑張ろう!!日本にとって大きなチャンスがやってきた!!!