9社目の創業とコロナウイルス。

サンブリッジの仕事を始めたのは、2011年3月だった。オフィスから、JR恵比寿駅西口ロータリーに出て来たところで、地面が大きく揺れた。三井住友銀行からは、大声で叫びながら外国人が飛び出してきた。

インタースコープを創業したのは、ネットバブルがピークを打った2000年3月。また、遡ること29年。初めて起業した1991年3月は、金融と不動産のバブル経済が弾けた頃だった。

投資先の一社でもある Infarm の日本法人を設立(代表取締役社長に就任)したと思ったら、新型コロナウイルス。でも、幸運にもTOA World Tour Tokyo 2020 で、日本市場参入のアナウンスをすることができ、多くのメディアにカバーしていただいた。

ベルリン発の都市農業ソリューション「Infarm」、JR東日本から資金調達し日本市場進出——スーパー「紀ノ国屋」で、屋内栽培の農作物を販売へ

https://www.businessinsider.jp/post-208694

僕が新しく何かをしようとする時は必ず、世の中がクラッシュした時だ。そして、僕の誕生日は3月。もうすぐ57回目の誕生日が来る。

新型コロナウイルスの件では、色々と考えさせられた。というか、日々、考えさせられている。

誰しも先行きが見えない事象には不安を覚えるし、パニックになることもある。しかし、不確かな情報に翻弄され、心配しても事態が好転するわけではない。ご家庭によっては大変なところがあるのは心が痛むが、幸いにして我が家は、仕事も何とかやり繰りし、むしろ、二人の子どもたちと過ごす時間が増えたことは不幸中の幸いだと思っている。

むしろ、こういう時こそ、中長期の視点で、新型コロナウイルス後のことを考えた方がいい。地球が終わるわけではない。

還暦まで、あと3年(嫌だねw)。それまでにも、そして、その後にもやりたいことはたくさんある。

Infarm 日本市場参入に続き、もうひとつ、近日中に、新たな取組を発表できると思う。

大きな花を咲かせたい。そのためにも、とにもかくにも健康が大切である。