諸事情により日本法人としてのプレスリリースを出すことができないので、お世話になった、そして、引き続き、お世話になっている皆さんへ、私のブログにてご報告をしたいと思います。
ベルリン発祥のVertical Farming (LED/水耕栽培) スタートアップ Infarm は2020年、JR東日本の皆様よりご出資を受け (Infarm 本体へのご出資)、2020年2月に日本法人を設立しました。
日本市場参入の経緯は、BRIDGEにて詳しくご掲載いただきました。
日本でも新型コロナウイルスの感染が拡大し、足踏みを余儀なくされましたが、2021年1月、紀ノ国屋インターナショナル(青山店)、西荻窪駅店、そして、サミット五反野店へ、弊社独自開発のInStore Farmを導入いただき、日本での事業をスタートしました。
その後、紀ノ国屋の用賀店、武蔵小金井店、サミットの野沢龍雲寺店、成城店、そして、昨年6月にはTHE CAMPUS (コクヨ株式会社)にも導入いただきました。
また、Infarm Tokyo Plant Hub という生産施設で野菜を栽培し、紀ノ国屋の等々力店、国立店、また、一時期、DEAN & DELUCA 広尾店、六本木店、そして、不定期ですが、LUMINEアグリマルシェでもInfarm の野菜を販売していただいて参りました。
しかし、大変残念ながら、タイトルのとおり、Infarm は日本市場から撤退することになりました。詳しくは、Infarm 本体のウェブサイトに掲載のご案内(英文の下に日本語訳があります)をご覧いただければと思います。
日本市場での販売終了の旨は今月初旬、各店舗にてご案内させていただきました。また、今月下旬から来月初旬に掛けて、各店舗に導入していただいておりましたInStore Farmを撤去させていただきます。
今までご愛顧いただいておりましたお客様には心よりお礼を申し上げますと共に、このような結果となってしまいましたことを深くお詫び申し上げます。
また、Infarm 本体の株主としてご支援を頂戴しておりますJR東日本の皆様、InStore Farmを導入いただきましたサミット、THE CAMPUS(コクヨ)の皆様、飲食店向けの販売チャネルをご提供下さいましたベジクルの皆様、ルミネのアグリマルシェの皆様には、改めてお礼を申し上げます。
そして、Infarm のビジョンに共感し、お互いの人生の一時期、苦楽を共にしたメンバーに感謝しています。
尚、私は3月末に開催する臨時株主総会にて、日本法人の代表取締役社長を退任し、清算人として、日本法人の清算手続きをして参る予定です。
まだ暫くの間は、Infarm 日本法人の代表者としての仕事が続きますので、日本での事業を通じて得た貴重な経験とこの3年間の総括は、3月末に、改めて申し上げたいと思います。
引き続き、宜しくお願い申し上げます。