久しぶりに末弟家族も一緒になり、賑やかに過ごしたお盆休みも今日でお終い。
午後2時過ぎの新幹線で東京に戻ってきた。
いつもは2泊3日のところを3泊4日にしたので、丸々一日過ごせるのが2日あったこともあり、今年の帰省は盛りだくさんとなった。
初日は夕方に郡山に着いて、そのままお墓参りに行き、実家でみんなで食事をした。
翌日は今ひとつの天気だったが、東北サファリパークに出掛けた。
僕も初めてだったが、バスの窓まで寄ってくる動物に、子供たちは大興奮だった。
その日の夜は、叔父叔母の家で恒例のバーベキュー。
食事の後は、スイカ割りや花火を楽しんだ。
昨日は、天気が良くなったこともあり、久しぶりに猪苗代湖に湖水浴に出掛けた。思いの外、大勢の人が出ていて、中にはキャンプをしている人もいた。
2年前に来た時は、水が冷たいと言って怖がっていたが、今回はゴセイジャーの真似をしてはしゃいでいた。
そんなことで楽しく過ごしたお盆だったが、最終日の今日、朝食を終えた後、亡くなった母のピアノを弾いている我が子をみて、思わず、iPhoneでビデオに撮った。
実家の家は、僕が中学一年生の秋に建ったもので、その時からあるピアノは35年間、あの場所で僕たち家族の人生を見守ってきてくれたことになる。
ピアノは弾けない僕にとっては無用の長物だが、まさか、自分の子供が母の形見のピアノを弾く日が来るとは、考えたこともなかった。
母が生きていたら、どんな顔をして、孫がピアノを弾く姿を見ていたのだろう?
産みの両親は亡くなったが、家族の歴史は続いて行く。
東北サファリパークの像。バスの窓の中まで鼻を入れ、餌をくれとせがんでくる。