誰をバスに乗せるか?

今日は東急バスに乗り、おそらく3年ぶりの「林試の森公園」に来た。

林業試験場の跡地なのか今も現役の林業試験場なのかは分からないが、公園の中に「じゃぶじゃぶ池」という子供が水遊びできる場所があり、保育園で一緒の友達数家族で、お弁当を持ってやって来た。

名前の通り、様々な樹木が生い茂った森は直射日光を遮り、涼しい風が吹いている。

都心とは思えない、素晴らしい環境である。

忙しい日々をリセットする上でも、最適な場所だ。

ところで、僕の仕事は、ドリームビジョン、サンブリッジ、法政大学経営大学院と色々な立場があるが、そのいずれも、将来有望な起業家や起業家の卵を発掘し、投資をしたり、成長するための支援をすることという意味では、本質は同じである。

そのような仕事を通じて最近、改めて思うことは、どんな事業をするのかは勿論だが、機能する経営チームを創れるかどうか?が、何にも増して大切だということだ。

では、機能する経営チームに求められることは何か?

それは、価値観を共有し、判断基準にブレがないことだ。

事業上の判断もあるが、それは、人材の採用と「組織文化(カルチャー)」を形成していく上で、とても大きな影響を及ぼす。

誰をバスに乗せるのか?逆説的に言えば、誰をバスに乗せないのか?を決めることと同義である。

そして、それは創業者の価値観と人間性に依るところが大きい。

自分の弱点を補ってくれ、自分よりも秀でたところを持つ優秀な人間を惹きつける何かを持っているか?

それがすべてと言ってもいい。

今の日本の政治の混迷は、共有する価値観がなく、政策に対する判断基準もないことに起因すると思う。

つまり、日本という船は、どんな生き方をする人を応援し、どんなチームを創ろうとしているのか?そのビジョンもグランドデザインもないということだ。

あるのは、赤字国債を発行し、将来世代にツケを回すことだけか?

そんな会社があったら、先は見えている。

かつて、大前研一氏が唱えていた「平成維新」が、今こそ必要である。

iPhoneからの投稿@林試の森公園

選んでくれた人の期待に応えないと・・・!

本当はもう寝なければいけない時間だけど・・・。

先週は、Innovation Weekend 2nd(6/24)があり、また、法政イノマネの主査面談の最終週でもあり、ちょっとヘビーな一週間だった・・・が、とても充実した一週間でもあった。

昨夜は、とある顧問先でのMTGの後、東北の食材をふんだんに使っている居酒屋で食事をした後、Innovation Weekend 2nd で「How to sell stories to the US media ?(いかにしてシリコンバレーのメディアカバレージを獲得するか?)」と題するプレゼンテーションをしてくれた、サンフランシスコ在住のジャーナリスト、Ms. Lisa Katayama が主催する「The TOFU Project」なるもののKick-off イベントに顔を出した。

そのプロジェクトの趣旨は、クール&才能溢れる若い日本人起業家をシリコンバレーに招待し、ブラッシュアップを支援するというもの。

不快指数炸裂のHot & Humid な中、国際色豊かな面々が集まっていた。

ところで、本日、法政イノマネの「1年制」の方の主査が確定し、既に担当させていただいている「2年制」の2人に加えて、もうひとり、担当させていただくことになった。

主査面談の時、僕としては手加減はしているものの、かなりキツイことを言ったにも関わらず、僕を指名してきてくれた学生の方に、僕を選んで良かったと思ってもらえるよう、最大限の努力をしたい。

考えてみると、2年制の2人にも、相当にキツイ(ストレートな)ことを言ったはずだが、僕の真意を理解してくれていると理解しておこうw。

僕を選んで良かったと思ってもらえるよう、という意味では、サンブリッジ Global Venture Habitat 東京オフィサーのオファーをくれたアレンの期待にも応えないと!

もちろん、ドリームビジョンの株主の期待にも・・・!

日経新聞の取材と「なぜ、今なのか?」。

一昨日、1年半ぶりに日経新聞の取材を受けた。

因みに、一昨年の取材は、東証マザーズ開設10周年記念の特集に関するものだった。

一昨日の取材の趣旨は、僕がサンブリッジの仕事として始めた「Innovation Weekend」という、創業間もない(中には例外もある)ベンチャー企業とエンジェル投資を行う(行う可能性のある)人々をマッチングさせる取り組みに関してだが、記者の方から「なぜ、今なのか?」という質問を頂戴した。

理由は色々ある。

ひとつは、環境面の変化。

「クラウド、ソーシャルメディア、スマートフォン」という「3つ」の変数により、起業に必要な「資金的ハードル」が大幅に下がった。つまり、数百万円の資金でも意味があるようになった。

梅田望夫さんがご自身の著書「ウェブ進化論」で言及されていた「チープ革命」が更に進んだと言ってもよい。

ふたつ目は、「資金の出し手」が変わった(現れた)ということ。

僕を含めた「Web1.0世代」は、インターネットの本格普及と新興市場が整備されたことが相まって、ベンチャーキャピタルからの資金を調達しやすくなった恩恵を受けたが、それでも、億単位のおカネを調達するのは簡単では無かったし、エンジェル投資家と言われる人達は数が限られていた。

エンジェル投資家に関して補足すると、当時はインターネットの何たるかを理解してリスクマネーを提供しれくれる人は極々限られており、「海のものとも山のものとも分からないビジネス」に「擦っても仕方ない」と思って貴重な資金を出してくれたのは、家族親戚、友人知人を除けば、医者や弁護士、中小企業のオーナー経営者といった人達だったが、現在は、Web1.0世代で成功した(インターネットの何たるかを理解している)人達が「資金の出し手」になっている。この事実は大きい。

3つ目は、日本社会の構造変化を知識的にも直感的にも理解した若い人達が、最初から「世界市場」、少なくとも「アジア圏」を見据えてビジネスをしようとしているということだ。

僕らがインターネットリサーチ(インタースコープ、現マクロミル)の事業化を始めた時や自動車保険の見積り比較サイト(ウェブクルー)の事業立ち上げに参加した時は、世界市場なんて、夢物語にしか思っていなかった。

しかし、政治は「期限付き大連立」だのと訳の分からないことを言い、放漫経営でジャブジャブになっていたにも関わらず、整理解雇は許せないだの、OBに至っては企業年金の減額は許せないだのいう「大人達」を目の当たりにし、尚かつ、巨額の財政赤字と少子高齢化による人口減という「現実」を突きつけられた20代の若者は、この国にしがみついていても明るい未来はないと思っても当然である。

未来永劫、ガラパゴス諸島でいられれば幸せかもしれないが、そうは問屋が卸さないだろう。

さて、今週金曜日は、慶応大学の起業サークルでの講演を頼まれている。

彼らの人生に影響を与えられるような話をしたい。

頑張ろう!!

ソーシャルメディアの勉強会と「自分の仕事」。

最近はネット系の集まりに出掛けると、上から数えて何番目?という年齢になった。

今日は、法政での授業の後、ビートレンドというモバイルマーケティングでは老舗のベンチャー企業が主催する勉強会に参加させていただいた。

ビートレンド社長の井上さんとは、僕がインタースコープを経営していた頃からの付き合いで、インターネットリサーチ業界を発展させるために設立した「インターネットリサーチ研究会」を一緒に運営してきた同志でもある。

今日の勉強会のテーマは、「ソーシャルとスマートフォンで日本のマーケティング・コマースはどう変わるのか」。

冒頭に井上さんからソーシャルメディアとスマートフォンに関する統計データの説明があり、それをもとに、いくつかのグループに分かれて、それぞれのテーマについて議論をした。

因みに、僕が所属したグループのメンバーは、ビートレンド井上さん、D2コミュニケーションズ宝珠山さん、博報堂DYメディアパートナーズ永井さん、フューチャーシステムコンサルティング社内ベンチャーとして設立されたザクラ鈴木さんという豪華メンバー。

ソーシャルメディアとスマートフォンの普及で、CRMというアクティビティはどう変わるのか?

それぞれの立場と知見から、とても有意義な議論が展開された。

内容は帰宅後のビールでほろ酔いなので割愛させていただくが、僕にとって新鮮だったのは、僕以外の4人は全員、企業をクライアント(顧客)にマーケティングサービスを提供している立場にいるということだった。

そんなことは当たり前でしょう?と思われるだろう。そのとおりである。

しかし、インタースコープをYahoo! JAPANに売却した後の僕は、スポットの仕事は別として、基本的には若いベンチャーの発掘と育成が主戦場であり、また、法政のMBAでは社会人学生の方々に「起業とは?」という観点での指導を仕事としており、企業のマーケティング課題に対するソリューションを提供されている方々との議論は、とても新鮮だった。

今日の議論はとても勉強になったと同時に、僕は今の仕事、つまり、それが起業家だろうがMBAで学んでいる人達だろうが、才能溢れるこれからの人達を発掘し育成することが好きだということを再認識した。

今日はそろそろおやすみなさい。

久しぶりの「IKEA」と「自分の原点」。

先週は、あっという間に一週間が過ぎた。

先々週は、金曜日(5/20)に、僕が主催者のひとりとして開催した「Innovation Weekend」なるイベントがあり、また、その翌日(土曜日)は、僕が講師の終日セミナーがあったりと、超過密モードの一週間で、一日一日がそれらの準備で密度が濃く、とても長く感じられたが、先週は、その反動か、やることはそれなりにあったものの急に密度が薄くなったようで、風が吹くように、あっという間に過ぎ去ったという感じだった。

ところで、先週の金曜日は、昨年度、僕が法政イノマネで初めて担当した学生の面々と久しぶり(とは言っても、1~2ヶ月ぶり)に会い、サッポロビール(ここがポイント!)を飲みながら、ああでもない、こうでもないと気の置けない時間を過ごした。

GW明けに、ほぼ一年ぶりにマクロミルの福羽さんと会食をしていた時、「平石さんは結局、『人』が好きなんですね」と言われた時、そうなんだろうな・・・と思ったが、イノマネOBの面々と話をしながら、そのことを再認識した。

実は、そのことは福羽さんに言われたのが初めてではなく、随分前に、元H2Oの赤塩氏に「いくおちゃんは、人が好きだから、救われているんだよ」と言われたことがある。

でも、ここ10年強はネットビジネスの世界で「資金調達」をしたり「株式公開」を目指したりと、文字通り、ビジネスというか「数字」の世界で生きてきたこともあり、赤塩氏や福羽さんに言われたことを深く考えることもなかったが、昨年度から法政イノマネでの仕事(社会人教育)をするようになり、そういう自分を再認識していたのも事実である。

そういえば、ここ2~3ヶ月は、元インタースコープ社員の何人かと会う機会があり、今も尚、僕と会おうと思ってくれることが嬉しかったが、その感覚と、法政イノマネOBに感じていることは同じだということに気づいた。

ところで、今日は生憎の雨の中、3~4年ぶりに「IKEA」に行った。

厳密に言えば、2009年の3月にロシアのサンクトペテルブルクのショッピングモールでIKEAに行っているので、2年2ヶ月ぶりだが、IKEAという店舗は、いつ行っても楽しいところである。

「家具」という商品の形態を借りて、「楽しい生活(の材料)」を売っている店だと思う。

因みに、下の写真はモスクワにあるIKEA。とあるショッピングモールに入っている。
$シリアルアントレプレナー  「3度目の起業」と「初めての子育て」

ところで、今年は例年よりも17日も早く関東地方で梅雨入りしたらしい。

雨の6月は、8月末から9月初旬にかけて予定されている法政イノマネの「夏期集中講義」の準備月間にしようと思っている。

とは言え、定期的に開催する「Innovation Weekend」の準備もあり、どこまで時間を確保できるか?

「捨てるもの(劣後順位)」を決めて頑張ろう!!

「近況報告」と「Innovation Weekend!」

久しぶりのエントリーで、こうしてブログを書くことに少々緊張しているが、今日は僕のブログを読んで下さっている方々へのご報告が3つほどある。

まず1つ目は、以前にもお伝えしたとおり、この4月1日より、法政大学経営大学院(MBA)イノベーションマネジメント研究科(通称イノマネ)の客員教授に就任した。

イノマネは、1年でMBAの学位が取れるコース(フルタイム)と2年間(平日夜と土曜日)をかけて修了するコースと2つある。

4月から、2年制の2年目の学生の方2人を主査として担当させていただき、楽しく仕事をしている。1年制の方々も何人かの方とご一緒できれば幸いである。

2つ目は、時間軸が逆になるが、3月1日より、株式会社サンブリッジが運営する「Global Venture Habitat(GVH)」というベンチャーインキュベーション事業の東京オフィサーなる立場に就任した。

サンブリッジ創業者のアレン・マイナーとは、かれこれ10年来の付き合いだが、今年の1月に共通の知り合いが主催する勉強会&パーティで2年半ぶりに再会したのがきっかけで、今回の運びとなった。

アレンは2000年のサンブリッジ創業時から日本のベンチャー育成に心骨を注いでおり、活動を休止していた東京でのGVH活動を、昨年11月のJR恵比寿ビルへのオフィス移転を機に、再スタートした。

GVHは現在、Silicon Valley、Tokyo、Osaka の3拠点で、日本発のグローバルベンチャーの育成をミッションとして活動しており、甚だ微力ながら、その一翼を担えれば幸いである。

因みに、アレンには、ドリームビジョンの設立記念パーティで主賓の挨拶をしてもらっており、縁があったのだと思う。

3つ目の報告は、僕のサンブリッジGVH東京オフィサーとしての最初の仕事として、ネットエイジを再始動された西川さん、日本のベンチャーシーンを追い続けているベンチャーナウの竹内さんと共同で、ベンチャー起業家とエンジェル投資家のネットワーキングを主目的とした「Innovation Weekend」なるイベントを開催したこと。

詳しくは、ベンチャーナウに掲載されている記事をご覧いただければ幸いである。

これからは、ドリームビジョンの平石としてのエンジェル投資、コンサルティング活動に加えて、法政イノマネ(大学院)という新しいフィールドとサンブリッジという国際的なリソースを有効活用することで、今までは出来なかったことにチャレンジしていきたい。

そして、3.11以降の日本社会のあり方を考えながら、新しい社会的価値を創造していけるよう努力したい。

追伸:Innovation Weekend 第一部のパネルディスカッションには、ミドクラ加藤さん(元グロービスCOO)にも登壇していただいた。
オジさん達もまだまだ頑張る!という姿を見せることで、若い人達を刺激し、ひいては日本社会の活性化に微力ながら貢献できれば嬉しい。ご支援を宜しくお願いします!

久しぶりの結婚式。

五月晴れの土曜日。

先程まで、買い替えようと思っているダイニングテーブルの下見を兼ねて、久しぶりに豊洲ららぽーとに出掛けた。

芝生がすっかり緑色になった公園には、近隣の高層マンションに住む人達と思しき家族連れがたくさん来ていた。

ところで、今日はこれから、何年かぶりに結婚式と披露宴に参列する。

新郎は、僕がアドバイザリーボードのひとりを務めているNPO法人NEWVERYの山本さんだ。

初めて彼に会ったのは、2002年前後だったので、もう10年近くになる。

当時の彼は、慶応SFCを出たばかりの若者だった。

そう考えると、感慨深いものがある。

そして、来月には、投資先の経営者が結婚することになっている。

人生は「出会い」で出来ている。

つくづく、そう思う。

追伸:今日のために、何年かぶりに、スーツを新調した。日本経済も幸せになりますように!

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