上杉謙信と武田信玄

僕は歴史は全く詳しくないが、上杉謙信と武田信玄の話しで、とても共感を覚えた話しがある。

武田信玄の領土は甲州や信州だったため、「塩」は他の領主(領土)から「輸入」する必要があった。

信玄が塩を「輸入」していたところは、今川氏と北条氏が統治している領土だったらしいが、ある時、彼らは信玄の領土に塩を「輸出」することをストップしてしまったらしい。

そのことを伝え聞いた上杉謙信は、「武将というもの、戦場で雌雄を決するのがあるべき姿であり、塩を送ることを止めた今川氏と北条氏は卑怯である」と言って、宿敵の武田信玄が統治する領土に塩を共有したという。

話しはちょっと異なるが、インターネットリサーチの黎明期に、インフォプラントの大谷さんと僕とで発起人となり、業界全体の発展に寄与するべく、インターネットリサーチ研究会という組織を設立した。

そこで、ビジネス上の競合関係を超えて業界全体の利益を考え、様々な活動をしてきたが、そのことが結局は、インフォプラントにもインタースコープにも利益をもたらしたと思う。

その逆のパターンが「談合」であろう。

常に「大局観」を持ち、フェアな勝負をしたいと思う。