40度の発熱と父親の思い出。

昨晩、悠生が40度の熱を出した。

一昨日、39度の熱を出したが、昨日には下がっており、治ったかと思った矢先だった。

昨晩は少しビールを飲んで帰ってきたので自分の車で行くことができず、タクシーを呼んだ。そういう時に限って要領を得ない運転手さんで、イライラしながら広尾の日赤医療センターに向かった。

タクシーの中で、亡くなった父親のことを思い出した。

僕が小学校の頃、神経性胃炎で入院したことがあるが、父が勤務していた病院まで片道約20キロの道を、父が運転する車で連れていってもらった。

普段は決してスピードを出す人ではない父が、その時は、80キロを超えるスピードを出しており、子供ながらに父親の愛情を感じた。その時のことは今でも鮮明に覚えている。

親になって初めて親の気持ちが分かると言うが、そのことをしみじみと感じている。

インタースコープを一緒に立ち上げた山川さんから、「子供ができたら人生観が変わると思いますよ」と言われていたが、確かに、僕の人生の「構成要素」が変わった。