病児保育

「病児保育」という言葉を知ったのは、1年ぐらい前だろうか。

ETICのスタッフに相談をしながら紆余曲折の結果、フローレンスという秒時保育を行うNPO法人を立ち上げた駒崎さんの話を聴いた時だったと思う。ひょっとしたら、妻からだいぶ前にそういう話をされていたかもしれないが・・・。

ここ数日、子供が39~40度の熱を出しており、昨日は初めて、世田谷区の下馬にある小児科医院が運営している病児保育のサービスを活用した。

昨日は、妻が大学院での発表があり、どうしても休めない日だった。こういう時には、東京生まれの東京育ちの妻の両親が生きていてくれたらと思う。

実際に病児保育を活用してみての感想は、医療面での心配はなかったが、当然のことながら、やりきれない想いが残った。

悠生も、いつもの保育園とも違うということも分かっているし、僕らがいなくなってしまうことも分かっており、僕らがその施設を出るときは、もの凄い声を出して泣いていた。

親としては忍びない限りであるが、こういうサービスがあることに感謝している。

そして、子供を持ってみて初めて、ビジネス以外の社会の構造や問題等に直面し、関心を持つようになり、公的サービスのあり方を考えるようになった。

政治に対する関心も、以前よりも高まったように思う。