3度目の起業と「初めての八戸」。

明日から「八戸」だ。僕にとっては初めての八戸訪問で、とてもワクワクしている。

旅行の前であってもガイドブックなどは殆ど読まない僕だが、今回は大谷さんにもらった八戸のガイドブックを読んで「予習」をした。

ところで、「義経北行伝説」を知っている人は、どれだけいるだろうか?

源義経は、歴史上では1189年に平泉にて最後を遂げたとされているが、実は、自害することなく密かに平泉を脱出。「けせん(陸前高田市)」の湊から船に乗り、三陸海岸を北上し、八戸で上陸。そこで「7年間」滞在した後、北海道に渡ったという。

僕も初めて知った。

ガイドブックをめくると、手つかずの自然が残っている「種差海岸」というところがあり、その場所を、宮沢賢治、司馬遼太郎、東山魁夷といった文豪や詩人、画家が思索に耽りながら散策したという。

そして、様々な「お祭り」があり、八戸の住む人々はもちろん、僕のような来訪者にも愛されているらしい。

僕が生まれ育った「福島県郡山市」は東京から約200キロの距離で、新幹線なら1時間30分、東北自動車道でも都内から3時間もあれば着く場所で日帰りも簡単であるが、「八戸」は東京から「約700キロ」もある。

また、東北の最果ての地の青森県に位置することもあり、えらい「僻地」であると思われているし、事実、そうである。

でも、大谷さんのブログにあるとおり、思ったよりも「雪」は降らず、ありがたいことに「梅雨が無い」。そして、年間日照時間は、東京よりも多い。

大谷さんと僕の間では既に、「10年後の八戸」は「日本のシリコンバレー化」しており、人口は「100万人」を超えているのは間違いないが、何しろ僕は、その「八戸」に初めて行くのである。我ながらなんとも「幸せな男」である。

東北人と言ってよいか、北国の人と言った方がよいか、微妙なところだが、彼らは基本的に「控え目」であり「シャイ」な人たちだ。

あの「大谷真樹」が生まれ育った「八戸」という街がどんなところなのか? とても楽しみである。