社長面接。

人材紹介のビジネスとして、ベンチャー企業の社長(経営者)にキャンディデイトを引き合わせることがある。

その際は、僕も必ず同席させて頂いている。そうすることで、その会社とキャンディデイト双方に対する理解が深まると共に、何より僕自身がとても勉強になる。同じ経営者として、人材に対する判断基準や質問の視点など学ばせて頂くことが多い。

また、このビジネスの仕組み上、クライアント側とキャンディデイト側の両方への配慮が必要だが、やはり、忙しい経営者の方に貴重な時間を割いて頂くことに対しては、とてもプレッシャーを感じる。今日もあるベンチャー企業の社長にキャンディデイトを紹介した。

一方、ある意味でキャンディデイトを売り込むわけで、経験はないが、芸能プロダクションのマネジャーになったような気分でもある(笑)。ひょっとしたら、キャンディデイト本人よりも、僕の方が緊張しているかもしれない。

今の仕事の進め方は、決して効率の良いやり方だとは思わないが、こうして、一歩一歩、自分自身が現場の経験を積んでいくことで、現場の人間が増えた時に、的確なアドバイスが出来るようになれればと思っている。

ところで、今日はメールニュース創業者(CCI に売却した)の才式さんとお昼をご一緒させて頂いた。

彼のオフィスは「新宿御苑前」にあり、2002年2月13日に、大谷さんと一緒に立ち上げたインターネットリサーチ研究会の設立準備会議を、新宿御苑前にあったインフォプラントのオフィスで開催したことを思い出し、とても懐かしい想いに駆られた。才式さんのオフィスは、当時のインフォプラントのオフィスの真ん前のビルに入っている。

才式さんに連れられてランチを食べたのは、グローバルダイニングが経営する「ラ・ボエム」。新宿御苑のすぐ横にあり、その前を何度か車で通ったことがあり、一度、入ってみたいと思っていた店だった。

才式さんは現在、5つの事業(会社)を経営されており、飲食業界にも知見が豊富で、その業界の最近の経営課題を教えて頂いた。

やはり、経営者の方と話すのは、とても勉強になる。

でも、僕が勉強させて頂いているだけでなく、相手にも何かを提供できる人間になることが必要である。

「人生は短い」。

この人とランチを食べれば、あの人とはランチを食べられない。大食漢は別として(笑)。

時間は「有限」である。