Yahoo! にバトンを渡す。

来る「7/1(日)」、大谷さんが創業したインフォプラントと僕と山川さんとで創業したインタースコープが合併し、ひとつの会社になることになった。

両社とも1998年頃からインターネットをプラットフォームとしたリサーチビジネスに着手し、2000年にVCから資金調達して、本格的に事業を立ち上げてきた。

現在、業界の中で一歩抜きん出た存在であるマクロミルと共に、業界の「3強」なり「御三家」と称されて、インターネットリサーチ業界をリードしてきた関係である。

その両社による合併会社の「新社名」は、「ヤフーバリューインサイト株式会社」に決まったというリリースが昨日、出された。

僕らがマンションの一室で創業した事業が、天下の「Yahoo!」グループ企業となったのである。

そして、Yahoo! JAPAN の子会社で「Yahoo!」というブランドネームを冠するのは、今回が初めてである。

これは、とても名誉なことだと思っている。

日本では、まだまだ「買収」されるということに対してネガティブなイメージがあると思うが、買収するということは、高いお金を払って購入する価値があるということを意味しており、尚かつ、買収した両社に「Yahoo! JAPAN」として初めて「Yahoo!」という冠をつけたわけで、それは合併によって生まれた新会社に対する期待値の高さを物語っている。

IPOだけが「成功」ではない。

大谷さんや山川、平石ではなし得なかった「夢」を実現していって欲しい。

「創業者」としての素直な想いである。