今日のエントリーのタイトルは、今朝の日経新聞の一面にあった件(くだり)である。
理由は、様々あるだろう。
でも、その根底に流れるのは、豊かになった日本社会において、「価値を生み出す」ことを蔑ろにし、「利益を貪ろう」とする姿勢ではないかと思う。
「楽をして、お金を稼ぐ」という姿勢かもしれない。
それらは、僕自身の中にもあることなので、自戒の念を新たにしたいと思う。
そんなことを考えている時に、元ミスミ社長で、現在はエムアウトという「起業専業企業」を経営している田口さんの「田口 弘 語録」なるメッセージを読んだ。
先日、とあることでエムアウトの取締役とお会いする機会があり、先程、同社のウェブサイトを拝見していて発見した。
田口さんとは、僕がインタースコープを経営している頃、何度かお会いしたことがあるが、とても穏やかな方だった。
その「田口弘語録」に、こんなことが書いてあった。
「近頃は他人の荷物を背負わされるのは損だと考える風潮があるが、他人の荷物を何も背負ってやらない人はその組織での存在理由がないということになる。他人の荷物を沢山背負ってやる人がなくてはならない人であり、多くの人から信頼される人だと思う」。
政治家や官僚、経営者に限らず、専業主婦であっても、子供であっても、アルバイトであっても、同じことが当てはまると思う。
とても貴重なメッセージを頂いた気がする。
自分の「生き方」や「働き方」を考える上での「指針」としたい。