出しそびれた「自分宛のハガキ」。

先週末は、久しぶりに週末らしい?週末を過ごした。

ここ数ヶ月、公私共に突っ走ってきた疲れが溜まっており、「心」が休息を求めていたのか、アクティブにはしていたが、精神的には「ピットストップ」をしたような週末だった。

土曜日は、13時から「公認会計士のキャリアデザイン ~ ベンチャー企業という選択肢 ~ 」と題するセミナーを行った。

とても暑い中にも係らず、15~16名の方々(全員が20代)に参加していただき、皆さん、とても真剣に僕の話を聴いて下さっていた。

そのセミナーを終えて、日頃、一部上場の大企業としか接点がない方々にとっては、ベンチャーという世界はまったくの「異次元」であり「別世界」であることを理解することができた。

28才で外資系の大企業(と言っていいだろう)をスピンオフして以来、ベンチャーというか、自分以外に何も頼れるものがない世界で生きてきた僕にとって、ベンチャー的な生き方は、半ば「当たり前」になっていたが、世の中、そうではないということを改めて実感した2時間だった。

実は、土曜日はその後、ETICが主催する「cafe」という年に一度のイベントに参加する予定にしていたのだが、かなり疲れが溜まっており、喉が痛くなっていたので、大事をとって休むことにした。

セミナー会場を出て、一度、オフィスに立ち寄り、それから家に戻ってクルマに乗り、渋谷の薬局でいつもの「トローチ」を買った。本当は、それからイベントに行くつもりだったのだが、上記の理由から、ETICの担当者に電話を入れて、欠席する旨を伝えた。

ということで、残念ながら、出していたとしたら「3度目」になった「自分宛のハガキ」は出せなかった。

そんなわけで少々時間が空いたので、マッサージにでも行こうと思い、行き着けのところに電話をしたところ、2件とも予約でいっぱいだった。諦めて帰ろうかと思ったのだが、ダメもとで行ってみた青山学院の近くのお店が空いていた。ラッキーだった。とても上手な方で、30分だったが、だいぶ疲れが取れた。

その後は、保育園に子供を迎えに行き、その日は、子供の面倒をみて、早々と寝た。

次の日は、子供を連れて、埼玉に住む妻の友達の家に遊びに行った。比較的道が空いていて、クルマで約50分だった。

彼女は、妻が新卒で入った会社の同期の友人であるが、昨年の冬、不幸にも双子で生まれたお子さんのひとりを突然死で亡くされており、同期の友達3人(妻を入れて)でお線香をあげに行こうということだった。

友人の旦那さんは、歯科医院を開業されて10年ぐらいになるが、昨日は、日頃の疲れが出たのか、かなり具合が悪そうで、挨拶に出てこられた以降は、ずっと休まれていた。その後、知り合いのお医者さんが「点滴」をしに来てくれたが、それほど具合が悪かったのだろう。

彼の奥さん(妻の友人)の話しによると、ここ数年は、休みの日も、勉強会等で東京に行ったりしており、殆ど休みらしい休みを取れていなかったらしい。

開業医というと、裕福なイメージがあるかもしれないが、常に「競争」に晒されており、また、自分が倒れればおしまいということもあり、相当な「危機感」を持っているのだと思う。僕には、彼の気持ちが痛いほどよく分かる。

大企業のサラリーマンの奥さんには、そのことは分かってもらえないと思っているのか、時々、妻が友人に電話をした際に旦那さんが電話に出ると、なかなか代わってもらえなかったりするそうだ(笑)。

そんなこともあり、僕が来る(今回が2度目)のを楽しみにしてくれていたそうだが、残念だった。

夕方4時過ぎに友人の家を出て、帰りは、妻の友人2人と一緒に、僕のクルマで東京まで帰ってきた。

因みに、そのふたりのうちの1人のハワイでの結婚式に、もうひとりの友人夫妻と一緒に参列したという関係である。今では全員、母親である。

そんなことで、先週末は慌しく過ぎたが、僕にとっては、何故か、気分転換になったというか、ペースチェンジできた週末だった。

夏休みまで、もう1週間、頑張ろう。