人間関係は「進化」する。

年が明け、今年の目標を頭に入れつつ、少しずつエンジンを回している。

新年会という名の下に、ビジネスで接点のある方々と久しぶりに会い、話をする中で、色々とヒントになることがある。

ところで、当社の株主でもある蛭田さんとは、かれこれ20年近い付き合いになるが、昨年末ぐらいから、彼との関係が「進化」してきたと思っている。

僕が最初の会社を細々と経営していた頃、ODSという会社の先輩だった川端さんの紹介で、蛭田さん、川端さん、前刀さんで運営している「Hi-forum」という勉強会の仲間に入れてもらったのが、蛭田さんとの出会いだった。

数日前のエントリーで、蛭田さんはソニー出身であることは紹介したが、彼は東工大の大学院を卒業しており、年下の僕が言うのは失礼かもしれないが、とても頭が良い方である。

その彼が昨年末あたりから、「IFTO理論」なるものを提唱し始めた。

IFTO=「INPUT→FEEL→THINK→OUTPUT」の頭文字を取ったもので、我々人間が、自分が望む成果(Output)を出すための、自己コントロールのあり方に関する理論である。

詳しくは、彼のブログをご覧いただければと思うが、彼は最初、「ITO=INPUT→THINK→OUTPUT」という流れで考えていたのだが、僕が「考える前に、人間は何か感じるものがあるはずだし、それが大切だと思う」と言ったところ、それを取り入れて「IFTO」となったという経緯がある。

彼が考案した「IFTO」というセオリー(理論)の説明を受けてから、僕は、自分の状態を「INPUT」+「FEEL+THINK」+「OUTPUT」という3つに分けて考えるようになった。

つまり、自分の中で何かのバランスが悪いと感じたとき、INPUTが足りないのか?OUTPUTが足りないのか?それとも、材料(INPUT)の「加工(FEEL+THINK)」が悪いのか?というように考えるようになった。

自分の状態を「自己診断」するフレームワークとして、彼が考案した「IFTO理論」を活用しているということだ。

さて、蛭田さんとは、ここ数年は、他の2人を含めたゴルフと年に数回の食事での付き合いで、プライベートな付き合いがメインだったが、ここに来て、お互いの人生に、明確に影響を与え合う関係に「進化」してきた気がしている。

単に、長い付き合いというだけでなく、こうして、お互いの人生に刺激を与えられ、お互いの成長に影響を与えられる関係というのは、とても創造的な人間関係だと思う。

そういう友人や仕事仲間がたくさんいることは、人生を豊かにする上でとても重要な要素だと感じる。

ところで、今日は、弊社の泉谷とふたりで、僕の古くからの知り合いである、あるベンチャーキャピタルの方とランチをご一緒した。

その方とは、僕がインタースコープを創業する直前、共通の友人を介して知り合ったのだが、僕らが投資育成事業を始めたことにより、単なる「知り合い」というレベルを超えた関係を構築していけそうな気がしている。

ドリームビジョンを創めて、まだまだ2年弱。

これから訪れる、そして、自ら起こそうと思っている「変化と出会い」を楽しみたい。

追伸:蛭田さんの今日のブログはお薦めである。