儲かるビジネスモデルとは?

昨日から合宿で泊まっているホテルは、お世辞にもオシャレとは言えないし、おそらく築40年ぐらいは経っている。

にも関わらず、前回(ドリームゲート・アワード)も今回も、それなりにお客さんが入っている。

都心から近いという地の利を活かし、企業の研修(泊りがけ)やセミナー会場需要をターゲットとしているのと、地方からの家族連れや中国等からの観光客を取り込んでいる。

特に、銀座から近いというのは、かなりのアドバンテージである。

ベンチャー企業の経営者(起業家)の場合、とかく、最先端なことに取り組みがちだが、それらは、お金になるまでにかなりの時間を要することが多い。

インタースコープを創める時、ある方に「同じ人に、同じものを、何度も売る」のが最も儲かる、という極当たり前のことを言われたことがある。

まさに、そのとおりなのだが、当時の僕にとっては「目から鱗が落ちる」ような感覚だった。

「同じ人に、同じものを、何度も売る」とはいかないまでも、せめて、「同じ顧客(リピート客)」を相手にビジネスをするか?「同じ商品(標準化する)」を売るか?でないと、儲からないのは当然である。

毎回異なる顧客に、異なる商品・サービスを売っていては、効率が悪すぎる。

そういう意味では、ビジネスホテルの方がリゾートホテルよりも儲かるのは自明の理である。

「利益」をあげるための別の視点としては「独占」することであり、「ブランド」も、ある種の独占である。

このホテルに来ると、いつも、そういうことを考えさせられる。

日常にこそ、勉強がある。