「5円」のビニール袋。

本日夕方、ちょっとした食事を買うために、久しぶりに青山にある「ナチュラルハウス」に入った。

商品を手に取りレジに並ぶと「袋はどうされますか?」と訊かれたので、「お願いします」と答えると、「5円かかりますが、宜しいですか?」との返事が返ってきた。

金額自体はさておき、予想外の答えにびっくりした僕は「結構です」と答えた。

尚、後で気がついたことだが、お箸もついていなかった。

もし、これが普通のスーパーだったら、考えられないだろう。かなりの割合で、お客さんが競合(他店)に流れると思われる。

では、なぜ、ナチュラルハウスでは、それが出来ているのか?

それは、「ロイヤリティの高い固定客」が殆どだからだと思う。

因みに、ナチュラルハウス、いちご1パックが、なんと「980円」もする!!

普通のスーパーの倍の値段である。

たしかに、「オーガニック栽培」や「生産者の顔が見える商品」とは言え、それにしても高い。

僕には、とても買えないが、ナチュラルハウスが提供する「付加価値」に対価を支払う人たちが大勢いるのである。

大手スーパーであれば、1枚1円するかしないかのビニール袋だろうが、何万人というお客さんを相手にしていると、バカにならないコストである。

「ブランドロイヤリティ」は、こういうところでも効いてくるということだろう。