「苦言」。

今日は、投資先の経営会議があった。

たぶん初めてだと思うが、あることで、投資先の経営者に「苦言」を呈した。

「苦言」を呈してみて初めて分かったことだが、ベンチャー企業の投資育成というのは、「忍耐」が必要な仕事である。

苦言を言われるほうも嫌だろうが、実は、言うほうも嫌なのである。

よほど偏屈な人でない限り、誰だって、憎まれ口を利きたくはない。

そのことを、実感した。

しかし、友人なりエンジェルとして出資するのではなく、「ビジネス」としてベンチャー投資をするのであれば、ただ単にお金を出すだけでなく、「愛情」をもって「苦言」を呈すること、そして、何よりも「適度な緊張感」が必要だということがよく分かった。

何事も、そんなに甘いもんじゃない。

自分に厳しくできなければ、当然、他人に厳しくできるわけがない。

「信念」と「覚悟」が必要である。