鳩山政権の閣僚の皆さんの就任挨拶を聞いていると、皆さん、口を揃えて「マニフェストを遂行する」と仰る。
一見ごもっともに聞こえるが、はたして、そうだろうか?
日本の政治を行うには、国内に限らず、諸外国の動向や状況の変化を見極めながら、常に軌道修正していく必要があるわけであり、金科玉条のごとく、マニフェストと言っていれば済むというものではない。
どうも、マニフェストを「隠れ蓑」にしているように思えてならない。
そもそも、民主党のマニフェストを評価して、貴重な一票を投じた人がどれだけいるだろうか?
「308議席」は、自民党に対する「アンチテーゼ」というのが実情だろう。
僕も民主党に投票したひとりだが、僕が鳩山政権に期待するのは、とにもかくにもマニフェストを実行することではなく、時々刻々と変化する国際情勢に配慮し、政権について初めて取得できる情報の精査を踏まえ、その上で最も良いと思われる政策を立案し、実行することである。
鳩山首相が言われたように、試行錯誤は当然であり、国民は理解を示すと思う。
ミスショットを恐れず、改革していって欲しい!!
と僕は思っている。