「合意形成」と「連立政権」の矛盾。

12月も早第2週。今年も残すところ、3週間余り。

ところで、昨日は、僕たちが住むマンションの住民説明会なる会議があった。

連日の夜の席で疲労困憊していたが、議題のひとつは、そもそも僕が問題提起したことだったこともあり、身体に鞭を打ち出席した。

こういう会議に出る度に思い知らされるのは、年齢・性別はもちろん、価値観も職業も経済レベルも知的レベルも異なる人達が住んでいるわけであり、その中で「合意形成」していくのは、本当に難しいということだ。

僕が理事長をしていた時は、それほど大きな問題がなく、議論が紛糾したことは無かったが、僕が問題提起したことが発端となり、管理組合の収支構造に関する関心が高くなり、昨日の会議も白熱した。

「合意形成」という意味では、そもそも「民主党」自体が「寄り合い所帯」であるにも関わらず、「国民新党」や「社民党」と連立政権を組んでいること自体、そもそも無理がある。

今回の連立政権は、参議院での民主党の議席が過半数に達していないための「暫定措置」だろうし、来夏の参院選で民主党が過半数を獲得すれば両党の存在意義は無くなるわけであり、そのことを亀井氏も福島氏もよく分かっているからこそ、独自色の打ち出しに必死なのだろう。

しかし、僕が解せないのは、衆議院で「2/3超」には満たないとはいえ、308議席(64%)も持っているにも関わらず、そもそも考え方が異なる「国民新党」や「社民党」を何故、連立政権に入れたのか?ということである。

実質的な権力者といわれる小沢氏の意図が分からない。

それにしても、亀井氏や福島氏の説得力に欠ける主張は、いい加減にして欲しい。

さらに言えば、「国民新党」は存在意義が不明だし、「社民党」は既に歴史的な存在意義を無くしている。