2013年の「衆参同時選挙」まで、この状況が続くとしたら・・・。

「民主党惨敗」で明けた今週。

「ワールドカップ」は「スペイン」が初の栄冠に輝き、ゴルフの「全米女子オープン」は「ポーラ・クリーマー」が悲願のメジャー初制覇を成し遂げた。日本勢は「横峯さくら」が10位タイ。

サッカーにしても、ゴルフにしても、野球にしても、世界中で日本人が活躍するのが日常になっている今日、政治の迷走はあまりに酷い。

ところで、本日午前中のテレビ番組で、自民党から出て初当選した元女優の「三原じゅん子」氏のインタビューを見た。

ニュースキャスターの「女優を辞めることに未練はありませんでしたか?」という質問に対し、「私は(子宮頸癌という)病気をしたことで、考えが変わりました」という趣旨の発言をしていた。

彼女の政策は知らないが、久しぶりに見た彼女の顔には「女優」としての三原じゅん子の表情はなく、別人のようだった。

人間は「死」を意識させられる経験をすると、否応無しに変わるのだろう。

腹が据わっているとは、こういうことを言うのだろうと思った。

今の日本の政界をリードしている人達にこそ、今日の彼女のような私利私欲や権力欲ではない姿勢を求めたい。

それにしても、いつから日本の政治はここまで酷くなったのか?

「政治」はその国の「民度」を反映しているわけで、要するに国民が酷くなったということである。

グロービスの堀さんや元ライブドアの堀江さんが書いていたが、「大きな政府」を求める人と「小さな政府」を求める人とのせめぎ合いが、今の混迷をもたらしているのだろう。

もし、2013年の「衆参同時選挙」まで、この状況が続くとしたら・・・。

そう考えただけで寒気がする。

衰退する「男子ゴルフ界」を「たった1人」の若者が救ったように、若く優秀な政治家が彗星の如く現れて欲しいと思うのは末期的な考えなのだろうが、かなりクリティカルな状況にあるのは間違いない。

この閉塞感を打開するためにも、20代、30代の人達に選挙に行って欲しい。

特に、「小さな政府」を求める人には。