中国でもベトナムでもインドネシアでも行けばいい・・・。

妻はインフルエンザではなかったのは良かったが、なんと「副鼻腔炎」だった。

僕が今年4月から8月ぐらいまで医者通いをしていたヤツである。

彼女はアレルギー鼻炎の持ち主で、花粉症もひどく、ここ2~3ヶ月もひどい鼻炎に悩まされていたが、実は単なる鼻炎ではなく、副鼻腔に炎症を起こしていたということらしい。

掛かり付けの耳鼻科で「これは副鼻腔炎じゃないですか?」と何度も訊いたらしいが、その度に「アレルギー性の鼻炎です」と言われていたが、さすがに「これはおかしい・・・」と思い、近所の(こちらは家族で掛かり付け)の小児科医(事実上は内科も兼ねている)のところに行ったところ、「その疑いが強い」ということで、総合病院に行き、CTを撮ると、やはり、副鼻腔炎だった・・・。

まあ、この話の続きはまた書くとして、今日はシンガポールに住むある人がTwitterで書いていたことを読んで考えたことを書いてみる。

「日本にいい仕事無ければ、中国でもベトナムでもインドネシアでもどこでもさがして行けば良い。そうなって欲しいがシンガポール人のような言語リテラシーと文化への包容力がひつようだ」。

ところで、僕の親しい友人のひとりは現在、モスクワである商社の現地子会社の社長をしている。

リーマンショック後に急速に低迷したロシア経済もここ最近は持ち直し、彼が着任後、今までの業務運営方法(特にマーケティング)を総点検し、新たなオペレーションを構築してきたことが奏功したらしく、業績は絶好調。お陰で、殆ど家に帰れない(帰っても寝てまた出勤)という状況という。

彼は帰国子女で英語が堪能なこともあり、様々な国に駐在して来た。

今までに住んだ国は「7ヵ国」。

おそらく、人生の半分ちかく、もしかしたら、半分以上、海外で生活しているのだろう。

それは、彼が単に英語(仕事ができるのは当然)ができるからではなく、その国の「文化」を理解し、それを「受容」する姿勢があるからである。

今までは、彼のような人や生き方は、商社や金融、クルマや家電メーカーといった極一部の人達に限ったことだったが、ジャック・アタリが「21世紀の歴史」で指摘したように、これからの世界経済を考えると、「仕事で活躍する人=彼のような人」になっていくだろう。

さて、赤字国債の発行額は、またしても「40兆円」を超えるらしい。

こんなことを繰り返していても、結果は見えている。

日本経済の「余命3年」。

竹中平蔵氏と池田信夫氏らが書いた書籍のタイトルである。

ゴルフのレッスンは止めたので、来年からは、英語の勉強を再開しようかと思っている。

その手始めとして、ドラッガーの「イノベーションと起業家精神」の原書に挑戦するつもりである。