ゴルフは「理論」と「平常心」、そして「体力」。

昨日(7/14)、久しぶりにゴルフに行って来た。

メンバーは、ODS時代の上司(僕がいた部署の責任者)だった柴田さん(現在はフリーランスのコンサルタントとして活躍中)、裕さん(同じくODS時代の先輩で、現在はウェブ製作会社を経営)、と僕の3人。気の置けないメンバーで、蒸し風呂を思われる暑さを除けば、とても良い気分転換になった。昨日の暑さは、ゴルフ好きの僕にとっては初めて、途中でプレーするのが嫌になるほどだった。

経営者は、時間や曜日で働いているわけではないので気にする必要はないと言えばそれまでだが、やはり、VCから多額の資金を調達して経営をしていたインタースコープ時代には、平日にゴルフに行くのは憚られた。

現在(ドリームビジョン)も先日の増資により、外部の株主の方々からの支援を得て経営をすることになったので、インタースコープの頃と立場は変わらないと言えなくもないが、実質的には全員が個人株主であり、温かい気持ちで僕らを応援してくれている方々なので、理解して頂けるだろうと思っている。もちろん、インタースコープの株主であるVCの方々も理解をしてくれていた人もいるので、要するに、僕の気持ちの持ちようということだ。

株主の方々はもちろんだが、それ以上に、平日にゴルフに行かせてくれるスタッフには心から感謝をしている。(余談であるが、日本の場合、休日のゴルフは値段が高過ぎる!!!)

ところで、そのゴルフであるが、2ヶ月ぶりということもあり、スコアはボロボロだったが、そこから学んだことがある。

それは、ゴルフは「理論」と「平常心」、そして「体力」が大切であるということだ。

2年ぐらい前から、片山晋呉プロのコーチを務めている谷将樹さんが経営するゴルフスクールに通い出し、特に、ここ数ヶ月前ぐらいから、ようやく、谷さんの「理論」を「頭と身体」の両方で理解できるようになってきており、僕としては、はやくその結果を「スコア」に表したいと思っていた。しかし、それが、悪い結果を招いた。

どういうスイングをすれば、どういうボールが打てるか?というのが理論であるが、そのスイングをするには「平常心」が必要である。

しかし、前述のように人間はついつい欲を出してしまうので、どうしても「いつものスイング」が出来なくなる。コースには起伏があり、練習場のマットの上とは異なるので、ちょっとしたことでスイングを乱す。また、スイング改造中で自分の「飛距離」が分からない僕は、悩ましい距離が残った時は、どうしても怖々とスイングをしてしまう。

そんなことで、ただでさえ「いつものスイング」が出来ないところに、昨日の猛暑は追い打ちをかけた。とにかく、そうそうにバテてしまい、身体が言うことをきかないので、ますますスイングが乱れてきて、それがまた、平常心を奪う。

「心技体」とは、よく言ったものだ。しかし、プロゴルファーの青木功は、「体技心」と言っていたと記憶している。

つまり、「体力」がなければ「技」も磨けないし、磨いた技を出すこともできない。自分の技に自信がなければ、当然のことながら「平常心」は保てない。なるほどと思う。

昨日の僕は、まさしく、そのとおりだった。

救いは、難しいパー4のホールで、2オン2パットの「パー」を2つ取れたこと。スイング改造に伴い落ちていたドライバーの飛距離が伸びてきて、245ヤードぐらい飛んだこと。そして、日が陰ってきた後半は、そこそこのゴルフが出来たこと。この3点だった。

インタースコープ共同創業者の山川さんが以前、「ゴルフは理論」というメルマガを発行していたが、本当にそうだと思う。最近の山川さんは、本音かどうかは別として、「ゴルフは理論ではなく根性だ」とか言っているけど・・・(笑)。

あの中田が、「生きる世界は違っても、(ファンの人達に)何事も『姿勢』が大切だということを理解してもらえたなら嬉しい」と言っていたように、学ぼうという「姿勢」があれば、何をしていても、何からでも、学べることはたくさんあると思う。