オプトの鉢嶺氏との出会い。

先日のエントリーでも書いたが、9/25(月)、オプトの鉢嶺氏(ハチ)にゲスト講師としていらして頂き、法政大学ビジネススクールとの共催によるオープン講座の第4回目を開催する。

ハチとは古い付き合いだが、彼をゲストとしてお招きするにあたり、僕自身もインタビューされたことのあるプレジデントビジョンでの彼のインタビュー記事を改めて読んでみた。

そこで、再発見したことがいくつかある。

ひとつは、先日も書いた「ナイル川」の話し。

エジプトに行くまでは、「(起業して)食えなくなったらどうしよう?」というのが悩みだったらしいが、ナイル川の岸辺で洗濯をしながら生活をしている人達を見て、「自分はなんてちっぽけな事で悩んでいたんだろう」と思ったそうである。

ふたつ目は、統計的には設立して10年後も生き残っている会社は「数%」という現実を知り、「潰れる」のが分かっていて(覚悟して)会社を創ったということ。

3つ目は、「人と会うことの効用」を大切にしてきたこと。

4つ目は、自分が良いと思ったことは、紙に書いて壁にペタペタと貼っている(貼ることが好き)ということ。

そう言えば、オプトが、まだ、FAX DM の事業をしていた頃、オフィスに「目指せ座布団」という言葉が貼ってあった。要するに、座布団のように会社のベースとなって、経営が安定するような収益源を創る、という意味だ。当時の僕にとって、その意味は、痛い程、よく分かった。

また、彼が好きな言葉に「金を残すのは下、事業を残すのは中、人を残すのが上である。されど金がなければ事業が出来ない、事業がなければ人はつくれず」というものがあるそうだ。僕もこの言葉を、数ヶ月前に知った。痛く共感する。

こうして、ハチのインタビュー記事を読んでみると、彼の生き方から学ぶことが多い。

法政大学とのオープン講座から最も多くのことを学ばせてもらっているのは、ひょっとしたら主催者である僕かもしれない。

このような機会を提供してくれている法政大学ビジネススクールの皆さんとゲスト講師の方々、そして、受講生の方々に感謝をしなければと思う。