はたして初値はいくらか?
先日のゴルフの車中で、アライドアーキテクツの中村さんと「MIXI」の話しをした。
MXIの上場承認が降りた数日後、日経新聞の一面に、楽天のトラフィックをMIXIが抜いたという記事がグラフでの解説付きで掲載されていた。かなりのI.R.効果があったと思う。
しかし、楽天のトラフィックとMIXIのトラフィックは「等価」なのか?
中村さんがそこを指摘していた。鋭い視点だと思う。
楽天を訪問する人々は「買い物」を目的としていることに対して、MIXIユーザーの目的は、友人との会話や日記を書くこと、ニュースを読むことであり、ページビューには貢献するが、直接的に「お金を落とす」行為はしていない。
MIXIの笠原さんは今後、MIXIというプラットフォーム上で「EC」をやっていくと思われるが、MIXIユーザーの年齢層や可処分所得、カルチャー等を考えた時、はたして、どのような結果が出るか? そこは未知数である。
公募価格で計算した時価総額は「1,000億円」を超えており、PERは「100倍」を超えている。
これは、かなりの成長を織り込んだ数字である。つまり、「期待値」としての「株価」がついているということだ。
その期待に応えられるか? これからのMIXIに注目したい。そして、GREEにも。