闘う大和撫子。

ネットエイジの上場記念ゴルフコンペに行く朝、途中で立ち寄ったナチュラルローソンで「Number(Sports Graphic)」という雑誌を買った。

表紙に「永久保存版 F1鈴鹿」と書かれており、僕が大好きだった「アイルトン・セナ」の顔写真が大きく載っていて、抵抗できずに買ってしまった。

F1の話しはさておき、表紙をめくると、そこには「闘う大和撫子」と題して、卓球の天才少女「福原 愛」の躍動感溢れる写真が載っていた。そして、小さな文字で且つたった数行の解説に「悔しさを押し殺し、2008年の北京だけを見つめ続ける」と書いてある。

彼女の心境に想いを馳せた。

僕はスポーツがとても好きだ。その理由は「自分の限界に挑んでいる」からである。

そういう意味で僕は、「起業家」と呼ばれる人や「創業者」が好きだ。

でも、起業家よりも、スポーツ選手が好きな理由は、ごまかしが利かないからかもしれない。すべてのことがダイレクトに「数字」に表れる。

僕がゴルフが好きな理由もそこにある。

すべてが自分との戦いであり、すべてが「数字(スコア)」に表れる。運も不運も含めて。でも、それが「結果」である。鈴鹿グランプリでシューマッハがマシントラブルでリタイアしたのも。

その結果を出すために「ひたむきに努力をする」スポーツの世界に、僕はチャレンジ精神と純粋さと誇り高さを感じる。

そして僕も、自分自身の生き様と事業を通して、そのことをより多くの人に伝えたい。

それが、僕が「起業家」であり「創業者」という生き方を選んでいる理由である。