オールアバウトの江幡さん

10/23(月)、今年の7月から法政大学ビジネススクールと共同で開催してきたオープン講座にオールアバウトの江幡さんがゲストでいらしてくれることになった。

これを機会に、オールアバウトおよび江幡さんとの出会いを振り返ってみたい。

僕がオールアバウトという会社の存在を知ったのは、2001年の2月か3月だったと思う。

当時の僕は、インタースコープを創業してようやく1年になるかならないかの頃だった。中目黒のオフィスが手狭になり、中目黒・恵比寿・代官山あたりでオフィスの移転先を探していた。

その時に内見に行ったビルに入っていたのがオールアバウトだった。たしか、みぞれまじりの冷たい雨が降っていた。

恵比寿から徒歩6~7分の明治通り沿いにあるビルで、オーナーが京浜急行だった。インタースコープは資本金こそ1億円以上あり、財務体質としてはそこそこの会社だったと思うが、単年度黒字にはなっておらず、審査ではねられてしまい、残念ながらそのビルには入れなかった。やはり、リクルートが出資している会社とは「格付け」が異なるということだろう。

2001年というのはネットバブルが崩壊した後で、オフィスの空きはそこそこあった筈だが、僕らがオフィスを探していたエリアは、そもそも物件自体が少なく、オフィス探しに苦労をした。代官山にもうひとつ気に入ったビルがあったが、インタースコープよりも先に申し込みをしていた会社があり、なんとか我々に貸して欲しいと思い、オーナー宛に手紙を書いたりした。でも、それも「不合格」だった(笑)。

そんなことを繰り返しながら、なんとか代官山にオフィスを見つけた。

話しをオールアバウトのことに戻そう。

江幡さんのことはマスコミ等で知っていたが、実際にお会いしたのは、随分後のことだった。最初に会ったのがいつかは、よく覚えていない。

江幡さんの印象を「形容詞」にすると、「計画的・戦略的・情緒的」といった言葉が思い浮かぶ。その中でも「計画的」という言葉が最もフィットするように思う。

彼は、武蔵工業大学を卒業した後、早稲田大学のビジネススクールに進み、マーケティング戦略コースを修了しており、エンジニア的発想とマーケティング的発想がバランスよくブレンドされているのだろう。

同じイケメンということもあってか、アップルを退任された(ネットエイジの社外取締役に就任予定)前刀さんにも通じるところがあるように思う。

彼とのことで印象に残っているのは、2004年11月に行ったNILS(New Industry Leaders Summit)主催のゴルフコンペのことである。江幡さんが優勝、僕が準優勝だった。

江幡さんとは、それほどゆっくりと話しをしたこともないし、付き合いが長いわけでもない。それでも、そのカリスマ性故か、僕の起業家仲間の中では存在感がある人である。

彼が何故、起業という生き方を選んだのか? 何が彼のドライビングフォース(原動力)になっているのか? 10/23(月)のセッションで訊いてみたい。