かれこれ10年以上の付き合いになる方から、「階段は一段ずつしか上れない」というエントリーを読んでの感想のメールを頂いた。
彼はここ数年、とても大変な時期を過ごして来て、ようやく、ひとつの山を越えたところにいる。
その彼のコメントを読んで、僕自身も考えさせられたというか、勉強になった。
「僕はまだまだ人以上に一段一段を普通の階段ではなく、右足、そして左足で踏ん張って、このように寒い日は凍り付いた階段、夏の日は焼け付いた『非常階段』を上ることなんだなと、目の前のマンションを見ながら思いました。しかし、上り詰めたその先の扉を開けば、青空があり、舞うことができるんだなと。
まだまだ課題はありますが、ひとつなにか気分的にすっと抜けたような気がします。これらをまた明日につなげていこうと思います」。
必死の思いで「6年間」やってきて、ようやく形になってきたインタースコープを退任した僕は、まだまだ「非常階段」を上っている(上らなければいけない)身なんだなと、彼がくれたメールを読んで思った。
自分で選んだ道なので、足の裏が熱かろうが、冷たかろうが、その階段を上っていくしかない。
でも、そうやって上れる階段があり、何とか上り続けていられることは幸せなことだ。
時々、人を羨んだりもするけどね(笑)。
特に、インフォプラントの大谷さんや、マクロミルの杉本さんを・・・。
まあ、それも「俺も頑張ろう!!!」っていう気にさせる要因のひとつと思えば、神様がくれた人参かもしれない。