世界で「最もイノベイティブな企業」を目指して・・・。

晴天に恵まれた日曜日。何十年ぶりかに「上野動物園」に行った。

「上野」のという場所は、僕たち(の世代ぐらいまでか?)東北出身の人間にとっては、東京という「全国区での挑戦」や自分の生まれ故郷に対する「郷愁」なり、心のどこか奥深くにあるものを呼び起こさせてくれる何かがある。

駐車場に車を停めて上野駅の公園口の前から上野公園に入ると、敷地内には「樹齢何十年(僕が子供の頃からそこにあったのだろう。歴史にはロマンを感じる)」という樹木がたくさんあり、そこには静かな佇まいがあった。僕の普段の生活圏である渋谷・原宿・恵比寿辺りとは異なる赴きに、東京の文化的・知的側面を感じた。

子供の頃に来て以来の「上野動物園」は園内の案内標示がわかりやすく、トイレや休憩所がたくさんあり、とても居心地のよい場所だった。子供がもう少し色々なことがわかるようになったら、また、連れて行こうと思う。

時間は逆行するが、土曜日は今年8回目のゴルフに行った。メンバーは、マクロミルの福羽さんと柴田さん、楽天リサーチの森さんと僕。スコアは今年になって「2度目」の「89(44+45)」だった。

嬉しくなかったと言ったら嘘になるが、後半は明らかに防げたミスがあり、それがなければ「85~86」で回れたはずであり、少々悔しさが残った。でも、自分のゴルフのレベルが確実に上がっていることを実感でき、今年の目標である「85」を出す自信がついた。

また、インターネットリサーチ業界の盟友と言ってもいいマクロミルの福羽さんと柴田さんと一緒にラウンドできたことは、とても嬉しかった。断トツのトップを走るマクロミルとインタースコープインフォプラントの合併による新会社で切磋琢磨し、僕らが育ててきたインターネットリサーチ業界をより一層発展させていってくれたら、とても嬉しく思う。

ところで、また、時間は逆行するが、先週金曜日の夜、ドリームビジョンの経営会議を行った。19時頃から始めた会議は集中力を保ったまま23時半頃まで続き、帰りに「じゃんがらラーメン」を食べて帰った。

会議の目的は第一四半期のレビューとそれをもとに今後の事業戦略および実行計画を詰めることだったが、最後に「企業理念」について、僕がここ数ヶ月、大袈裟ではなく、毎日毎日考えてきたことを踏まえて創ったドラフトをもとにみんなで議論をした。

現在の「企業理念」は「夢を実現する」であるが、抽象的過ぎて、外部の人はもちろん、これから人数が増えていった時、社内においても、僕がその言葉に込めた意味を理解してもらうことが困難になるだろうと思い、ここ数ヶ月、そもそも僕は「何を成し遂げたいと思っているのか?」を自問自答してきた。

結論は「イノベーションを起こしたい」ということだった。

インターネットリサーチは、今までの僕のキャリア(市場調査・分析、戦略立案等)をインターネットにより「イノベート」する、格好の題材だった。

では、僕がドリームビジョンという組織を通じて、どんなイノベーションを起こしたいと思っているのか?それは、近日中に僕らのウェブサイトでブラッシュアップされた「企業理念」として公開したいと思う。

ところで、その企業理念のブラッシュアップは、先月からドリームビジョンのメンバーとなってくれた泉谷というスタッフにお願いした。

彼は大学卒業後、東レという大企業を経てアジアネットというベンチャー企業に転じ、その後、KPMGという会計系のコンサルティングファームで働いた後、彼の母校である早稲田大学のビジネススクールで学んでいる。

僕がまだインタースコープの経営をしていた頃、彼は早稲田のビジネススクールで学びながらインタースコープでアルバイトをしていたことがあり、その時に、僕が久しぶりに担当したある新規事業開発のプロジェクトを手伝ってもらったことが縁である。

先程、メールをチェックしたら、その彼から、僕がまとめた「企業理念」と「経営方針」について、ブラッシュアップされた案が届いていた。

そこに書いてあったことは「The Most Innovative Companies」としてランキングされている企業(日本企業では、ホンダやトヨタがランクインしていた)の「企業理念」なり「経営理念」なり「経営方針」と、僕らの「企業理念」と「経営方針」だった。

内容は別の機会に譲りたいと思うが、僕が最も嬉しかったことは、

【ドリームビジョン】(The Most Innovative Companies 20XX 第X位)

と書いてあったことだ。

21世紀のうちに、The Most Innovative Companies の1社として、世界ランキングにランクインしよう!!!という意味である。

インフォプラントの大谷さんは、これからの自分の人生を「八戸を日本のシリコンバレーにする!!!」ことにコミットすることに決めたと言っていたが、僕はドリームビジョンを「世界で最もイノベイティブな企業(組織)」にすることを目標にしようと思う。仮に、僕が生きている間には実現できなかったとしても・・・。

そして、もうひとつ、僕が嬉しかったことは、仲間を信じて「自分の想いを託す」ことができれば、それは、何倍もブラッシュアップされて自分に返ってくるということを実感できたことである。

インタースコープの平石としては成し遂げられなかった「Unfinished Business(終わっていない宿題)」を、ドリームビジョンの平石として実現したいと思う。

大好きなゴルフも、昨年の秋まではどうやったらもう一度80台のスコアを出せるのか?がわからず苦しい思いをしていたが、今は「80台前半」を出せるイメージがある。数年以内に「70台」も出したい。

自分を信じて「理に適った努力」を続けて行けば必ず、結果はついてくる、と思っている。

「人生は短い」。でも、「峠はまだ先の先にある」。

先週金曜日の日経新聞で読んだ、大リーグで活躍する「松井選手」のインタビュー記事の最後に書いてあった言葉である。

追伸:「八戸を日本のシリコンバレーにする!!!」ことにコミットした大谷さんが、先週土曜日の日経新聞一面に載っていた。「志」が支援者を呼び、社会を変える!!!のである。