「KISS」。

僕が30代半ばだった頃、ウェブクルー(東証マザーズ上場)の創業に繋がる「保険スクエア bang!」という事業開発に参加する機会に恵まれた。

それは、その後の僕の人生を大きく変えることになった。ウェブクルーの創業に参画しなかったら、今こうして、このブログを書いていなかったかもしれない。

ところで、その時のメンバーのひとりから、久しぶりに電話(着信)があった。僕が札幌でゴルフをしている時だった。

その後、僕から電話をし、その方とメールのやりとりをすることになったが、何年かぶりの電話であっても、不思議とすぐに「プロトコル」が合致する。事業を立ち上げる(創業する)という極めて濃い経験を共有すると、その関係は永く続くのかもしれない。インタースコープの創業メンバーとも、そんな感覚を共有している。

因みに、その方はインタースコープ(インターネットリサーチのシステム)の初期のプログラムを書いてくれた方でもある。

その方とあることでメールのやり取りをしている中で、彼がMr.チルドレンのある曲の詩を書いてきた。

「難しく考え出すと結局、全てが嫌になって、そっとそっと 逃げ出したくなるけど・・・」。

「たしかに、そうだよな」と思った。それで、あることが吹っ切れた(笑)。

その歌詞を読んで、英語のある表現を思い出した。

Keep it simple stupid.(KISS) ~物事をシンプルに考える~

(表現もよりシンプルにして、Keep simple stupid. とも言ったと思う。)

悩んだり迷路に迷い込んだ時の「鉄則」である。

いや、常にそうあるべきである(笑)。