「ブラームスの小径(こみち)」。

原宿駅の「竹下通り」から少し横に入ったところに「ブラームスの小径(こみち)」と呼ばれる細い通りがある。僕は毎朝、その小径を通って通勤している。

東京も梅雨入りしたのだろうか?その小径には、きれいな「紫陽花(あじさい)」が咲いている。紫陽花以外にも樹木(アカシアだろうか?)があり、黄緑色の葉がしっとりとした風情を醸し出している。まるで原宿とは思えないような空間である。

僕の気のせいかもしれないが、東京では「紫陽花」の花を見る機会が少ないと感じている。

僕が子供の頃は、住んでいた家の庭にも紫陽花があったし、街中でもしばしばきれいな紫陽花を見ることができた。

「ブラームスの小径(こみち)」を通るたびに、そんな子供の頃の記憶が蘇ってくる。

心が休まる瞬間である。

追伸:インタースコープを創める前に経営していた会社のオフィスも原宿にあったが、「ブラームスの小径(こみち)」の樹木は、その頃よりもだいぶ大きくなったように思う。今ほど葉っぱが通りに被さっていなかった気がする。