初めて?の「父の日」と「最後の5分」。

先週の金曜日は用があり、早めに会社を出た。帰宅して玄関のドアを開けると、子供が僕に走って寄ってきた。

リビングに行くと、妻からあるものを見せられた。子供が保育園で書いた「父の日」のプレゼントだった。

当然のことながら、彼は何も分かってはいなが、保育園の先生に言われて、クレヨンを持って僕にメッセージ?らしき「落書き」を書いてくれていた。先生が書いた「お父さん、いつもありがとう」という文字の横に、クレヨンを持つ彼の写真とその「落書き」が貼ってあった。

そのプレゼントを見て、インタースコープの頃、社員の結婚式で初めてスピーチをした時のことを思い出した。嬉しさ半分、その一方、そんな立場(年齢)になったのか?という思いもあり、少々複雑な心境だった。

「母の日」に関しては毎年、実家の母親に花を贈っているし、妻の母親が生きていた時もそうしていたが、実の父が生きていた頃、父の日にプレゼントを贈った記憶はない。義理の父にはプレゼントを贈ってはいたものの、8年間という短い付き合いだったこともあり、僕にとって「父の日」は「縁遠い」存在だった。きっと、僕だけでなく、弟たちにとってもそうではないかと思う。

でも、これからは、違う意味で「父の日」にも縁ができるのかもしれない。

ところで、土曜日は、またしても、河西さんというスポーツトレーナーのお世話になった。

左側の首・肩・背中が良くなったと思ったら、今度は「右側」のそれらが痛くなった。針治療をしてもらい、状態はだいぶ良くはなったが、いよいよ「年」かと思い、ちょっと悲しい気分になった。

日曜日は、隔週で通っている「セラピア」の鈴木さんの整体を受けた。

彼に「ゴルフのフォームを改造しましたか?」と聞かれたので、「右の股関節をより意識するようにした」と言ったら、右足首と右の股関節に負担がかかっており、その延長線で「右の首あたり」に影響が出たのだろうとのことだった。

彼の話を聞いて、先日観た「ブラッド・ダイヤモンド(紛争ダイヤモンド)」の監督が、「世界は相互に影響しあっている(紛争ダイヤモンドは他人事ではない)」と言っていたことを思い出した。

セラピアの鈴木さんは以前、音楽関係の仕事をしており、とても創造的な方だ。そのことを関係があるのかどうかは分からないが、彼の整体を受けると、身体だけでなく、心がスーッと落ち着く。「ストレス」が抜けていくと言えばいいだろうか・・・。因みに、河西さんも以前は「音楽」関連の仕事をしていたという。僕も下手くそながら音楽をやっていた。何となく関係あるのかもしれない。

ストレスで思い出したが、インタースコープの最後の頃、机の前に、「静かな心。忍の心。最後の5分」と書いた小さな紙を貼っておいた。ドリームビジョンのオフィスでも、その紙を貼っておいたのだが、今のオフィスに越してきた時に、貼り忘れたままになっていたことに気づいた。早速、新しいものを作って、貼っておこうと思う。

実は「静かな心」というのは、プロゴルファーの「宮里 藍」が言っていた言葉である。

ここ最近、自分の思うように物事が運ばず、イライラすることがある。でも、イライラしても何も解決はしない。むしろ、自分が「損をする」だけである。そう分かっていても、自分を律することが出来ないことがある。

技術だけでなく、身体づくり。能力だけでなく、精神力。

前よりも「大きな紙」に書いて、机の前に貼っておこう。

「静かな心。忍の心。最後の5分」。いや、最後の「1分」かもしれない(笑)。