「お金」はどこに向かうのだろう?

ここ1週間で突如、世界中を騒がせている「サブ・プライム問題」であるが、そのリスクは数ヶ月前から指摘されていたことである。

今までは、そのリスクを知りながら「チキンレース」をしていたという見方も出来るのではないか?

週明けの日経平均は続伸し、今日の前場も、前日比235円34銭高の1万5967円82銭で終ったようである。

僕は、ドリームビジョンを創業してからは株式投資は殆どしていないが、ウォッチしている企業では、銀行・証券・商社は軒並み大幅高となっている一方、製造業、流通系は企業により明暗が分かれており、その傾向は「不動産関連およびインターネット関連」で顕著である。

ファンダメンタルズの問題ではないと思うので、セクターによる「投資家の属性の違い」による明暗という気がする。

このタイミングでリスクを取れる(買う)人とリスクをヘッジする&せざるを得ない(売る)人の違いだろう。

いずれにしても、実体経済ではなく、投機経済のゲームである。

ネット関連のベンチャー投資の熱が冷め、日経平均銘柄に個人投資家の資金も流れていたわけだが、今後、それらの「お金」はどこに向かうのだろう?

これから先の数年間で、社会の構造が大きく変化する予兆のような気がしている。