目の前のショットに集中する。

先週土曜日のゴルフは、昨日のエントリーでも紹介した佐藤裕さん、若くしてドクターシーラボの取締役になられた神戸さん、電通の喜早さんと僕というメンバーだったが、その後、神戸さんから頂いたメールに、とても考えさせられる話しが書いてあった。

神戸さんはゴルフがとても上手で、ベストスコアは「72」、そして、「3度のホールインワン」を達成しているゴルフの達人である。

その神戸さんが先日、フジサンケイ・クラッシック(男子のトーナメント)の「プロアマ」で、SK・ホ選手とラウンドした時に、こんなエピソードがあったそうだ。※プロアマ:ファンサービスとして、プロがアマチュアの選手と一緒にラウンドすること。

神戸さんたちの組は、残り4ホールの段階で首位と2打差だったらしいが、神戸さんが「残りホールALLバーディで行きましょう!」と言った時、SK・ホ選手は、こう言ったそうである。

「ショット以外のことを考えずに、ショットに集中しましょう!」

因みに、ショットのことというのは、

1. ライ(ボールが置かれている状況)
2. 風
3. 距離

を見た上での成功の確率だそうだ。

実は、僕はここ3回連続して、スコアが悪い(100以上)。そして、その3回共、どこかのホールで【12】という大たたきをしている。

今年前半を振り返った時、6回に1回は80台を出せているので、残りの6回でもう一度80台を出したいという「焦り」が、冷静な判断を邪魔し、ショットに余計な力が入ってしまうのだろう。

仕事で言えば、「売上」を上げたければ、売上に結びつく「変数」に着目し、その変数を向上させることに集中することが大切なように、ゴルフであれば、一打一打に集中することが、結果として良いスコアを生むことになる。

地道なことをコツコツを積み重ねることが、大きな成果に繋がる。

分かっているつもりが、まだまだ分かっていないということだ。

僕は常々、世の中にインパクトを与えるような仕事をしたいと思っていたが、昨晩の夢で、そういうことを考えること自体が、むしろ、自分の可能性を阻んでしまうということに気がついた(という夢をみた)。

一昨日のエントリーにコメントを下さった方が仰るとおり、仕事においても、不遜なことを考えず、目の前(足元)の一打一打に集中するよう、改めて自分に言い聞かせたいと思う。