「NHK教育テレビ」。

子供が生まれてから、具体的には1才を過ぎた頃からだろうか、我が家では「NHK教育テレビ」を見ることが多くなった。正確に言えば、「NHK教育テレビ」以外の番組を見る余裕はなくなった(笑)。

毎朝08時ぐらいから子供を保育園に連れて行くまで、僕や妻が身支度を整える間、子供が僕らに遊んでくれと言ってこないように「NHK教育テレビ」を見せているわけだが、妻が子供を保育園に連れて行った後も、そのまま教育テレビを見ていることがある。

今朝は10時からラソナの経営会議があったが、ラソナは自宅から徒歩15分のところにあり、いつもより時間の余裕があったので、教育テレビを見ながらメールチェック等をしていた。

今朝の番組では、阪神淡路大震災で頭を強打し不幸にして障害を負ってしまった小学生と、その彼女が所属するクラスが校内の合唱コンクールに臨む姿が紹介されていた。

細かなことは省略するが、合唱コンクールの練習をしている最中に数人が「おしゃべり」をしたせいで、担任の先生は「全員で練習することを禁止」したらしい(僕の記憶は曖昧であるが)。

当初は、その先生がなぜ、そのような厳しい処置をしようとしたのかを児童たちは理解できずにいたが、徐々にその意図を理解し、最後はおしゃべりをした児童全員が「もう一度、みんなで練習させてください」と、懇願してきたという。

番組の中で、「おしゃべり」をした当事者のひとりにマイクが向けられていたが、その彼女が、「今までは、友達というのは、何か楽しいことを一緒にできればよいと思っていたが、今回の出来事で、友達とは一緒に何かを達成する相手のことだと思うようになった」と言っていた。

ごく普通の小学生がである。

考えさせられるものがあった。

追伸:「育児」は「育自」というらしい。当社の派遣社員の方から教わったことである。