「実力」だけが頼り。

またまたゴルフの話題で申し訳ないが、今日の日経新聞の夕刊に、女子プロゴルファーの「不動裕理」選手の記事が載っていた。

最近の女子プロゴルフ界は、実力はもちろん、ルックスにも優れる選手が増えてきており、人気に陰りの見える男子ツアーを尻目に、女子のツアー数と賞金総額が増加してきているのは納得がいくところである。

そんな女子プロゴルファーの中で「不動裕理」選手は、本人には申し訳ないが、お世辞にも「美人」とは言えない。

彼女の人気を支えるのは、「実力」しかない。

その不動選手は2005年シーズンで、6年連続で賞金女王を獲得した。まさに「実力者」である。

しかし、不動選手自身は「V6は決まらなかったと思うほうが、自分の中ではスッキリする」と言っている。

シーズンを通じて僅差で賞金女王レースを争っていた「宮里藍」選手が、翌年(2006年)のシーズンから米国ツアーで闘う資格を獲るために、「最終戦」は出場しなかったからだ。

そんなこともあってか、彼女は昨年、初めて「海外メジャー4大会」のすべてに出場した。

従って、国内の試合には計16試合(国内女子ツアー数の半分以下)しか出場しておらず、最初から賞金女王は狙っていなかったそうだ。その不動選手に代って昨年の賞金女王になったのが「大山志保」選手である。

さて、そんな不動選手であるが、僕が時々レッスンを受けている、片山晋呉プロのコーチを務める谷将樹さんに言わせると、日本女子プロの中では「不動裕理」と「宮里藍」の2人のスイングは、群を抜いて素晴らしいらしい。

不動選手は、今月14日に、31才になったばかりである。

横峰さくら」選手とは別の意味で「不動裕理」選手の活躍を期待したいし、応援しようと思う。