俺が骨を拾ってやるから最後までがんばれ!!!

今日は午後から、ドリームビジョンの社外取締役でもある野口さんが経営されるHRI主催のセミナー&パーティがある。

野口さんは、非常に優秀な経営コンサルタントであるだけでなく「社会起業家」的な思想を持っている方であり、コンサルティングファームであるHRIとしての活動とは別に、より良い社会のあり方を考える「ビジョンハウス倶楽部」なる組織を設立し、運営されている。

さて、その「ビジョンハウス倶楽部」主催による今日のセミナーは、様々な観点で問題提起がなされている「これからの日本における教育のあり方」がテーマである。

因みに、会場は、僕らが結婚式&披露宴を行った場所である。野口さんとは「縁」があるのだろう。

ところで、今日は子供を保育園に送り出した後、時間が取れずに読めないでいたウェブ上の記事を読んでいた。

伊藤忠商事会長の「丹羽さん」のインタビュー記事、ウェブ進化論の著者「梅田望夫さん」と日本発のオープンソースでは世界的に有名な「Ruby」の生みの親である「まつもとゆきひろ」さんの対談記事など・・・。

立場は違えど、丹羽さんが主張されていることも、梅田さんとまつもとさんが対話されていることも、その根底には、日本人としての「生き方」というテーマが流れていると思う。

丹羽さんが仰るには、この地球上には飢餓に苦しんでいる人が「8億7,000万人」もいるという。そして、飢餓に苦しむ子供たちを救うために、約12円で、とうもろこしと大豆で作ったお粥が1杯作れるらしい。

その財源に充てようということで、丹羽さんご自身が会長を務められいる国連WFP協会(United Nations World Food Programme)主催にて、「仕事と人生~どう生き、どう働くか~」と題するチャリティ講演会を催されるそうだ。早速、申し込んだ。

丹羽さんのインタビュー記事では、「人間は自分自身で意識を変えない限り、自己を変革することはできません。自分は自分で変えるしかない」という言葉が心に残った。

梅田さんの話しは、いつ読んでも様々な示唆を提供してくれる。

彼の話しでは「シリコンバレーには『おれが骨を拾ってやるから最後までがんばれ』というような社会のムードがある。実際、出資してくれる人がいて。だけど、日本にはそういう文化はなかなかできない」という一言が気になった。

柔軟で創造的な「生き方」を自ら考えて実践し、チャレンジする人を「リスペクト」し、尚かつ「応援」する。

そういう社会を子供たちに残したい。