自分はいない方がいい。

インフルエンザに負けず劣らず?ノロウイルスの猛威は相当なものらしい。僕ら家族の掛かり付けのお医者さんがそう言っていた。

ところで、そのノロウイルスのお陰で、僕は新規のお客さんのアポを2件とも他のスタッフに任せて欠席した。

以前の僕だったら間違いなく無理をしてでも行っていたと思うし、実際に無理をすれば行けないことはなかった。でも、ちょっと考えるところがあり、当社のスタッフに任せることにした。

その判断には、Y-CUBE社長の安田さんや副社長の中川さんの影響がある。経営者の仕事とは何か?ということに関してだ。

今までの僕は、ある意味で自分の存在意義を誤解していたり、自分の価値や役割を勘違いしていたところがあるように思う。

今回の件で言えば、アポイントを取るところまでが僕の仕事であり、そこから先はその分野の実務を担当している当社のスタッフの仕事であり、当然のことだが、彼らの方がそのことに通じているのである。

それを、俺が行かなければ・・・という、よく言えば責任感が、彼らの活躍の場を邪魔してしまい、スタッフの成長を阻害してしまうということがあるということだ。

当社のスタッフにしてみれば、僕がいない方が伸び伸びと仕事が出来るだろう。

さて、そんなことを考えていた僕にとって、とても参考になるコラムがあった。

ボストンコンサルティンググループ日本代表の御立さんのコラムだ。

彼がそのコラムで論じている組織の在り方は、僕がイメージしているものと非常に近い。とても勉強になった。

彼は、ジャズが好きなのだろう。企業という組織の在り方を、ブルーノートの成功物語に例えて、とても分かり易く解説してくれていた。