「開業医」の仕事。

昨日は、たぶん、記憶に残る日になった。

明け方から、かなりひどい頭痛と吐き気に悩まされ、午前中は掛かり付けの近所の病院に行き、約1時間ぐらいだろうか、診察室の横にあるベッドに寝かされて、点滴を受けていた。

その間、うとうととしながらも、看護士の方たちの話し声が聞こえてくる。とても楽しそうだ。

僕たち家族がお世話になっているこの病院は、とても人気があり、いつも混んでいる。近所にこの病院があって良かった。本当にそう思う。

人気の秘密は、医療技術はもちろんのこと、とても人間味溢れるお医者さんと、親切で愛想がいい女性陣(看護士さん)にある。僕らの子供もすっかり懐いている。

以前にも似たようなエントリーを書いたが、最先端の医療技術に触れていたければ、大学病院に勤務していた方がいい。

でも、何を目指して医者になったのか?それは人によって異なるだろう。

こうして地域の人々の健康を守っていること、安心を与えていることは本当に素晴らしいことだ。そのことを改めて感じた。

もうひとつ、自分自身のことで再認識したことがあった。

それは、僕という人間は、人と人との触れ合いや、人と仲良くしたいという欲求がとても強く、そのことに喜びを感じる人間であり、僕のモチベーションや生きる原動力はすべて、そのことに依拠していることだ。

頭痛と吐き気でふらふらになりながらも、点滴の注射の針を刺してくれている看護士さんの指輪を見て、かすれた声で「かわいい指輪ですね」と言ってみたり(「ありがとうございます」と言って、とても喜んでくれていた)、また、そのこと通じて相手を理解し、自分をも理解してもらえることが、僕にとって最も大切なことだということが、よく分かった。

昨年の納会の時に、全スタッフに手書きの手紙を書いたことも、すべては同じ理由に基づいている。

父親が生前、いつもいつも「俺が幼稚園を建ててやるから、お前は幼稚園の理事長先生をやれ」と言っていたのは、自分の子供のことをよく理解していたということだろう。

当時の僕は「どうして俺が子供の相手をしなければいけないんだ。俺はミュージシャンになりたいんだ」とか、バカなことを言っていたが・・・(笑)。

さて、10年後の僕は何をしているだろうか?
そして、ドリームビジョンは、どんな事業を行っているだろうか?

Future is the result of today.