「隣の芝生」は青い。

予想ネット」というユニークなウェブサイトがある。

一年ぶりだろうか? その「予想ネット」を運営するリアラスというベンチャー企業の創業者である井手さんと久しぶりに会った。

インタースコープの頃、リアラスと事業提携をさせていただいていた。

予想ネットのビジネスモデル、市場環境、そして、井手さんのお父さん(手広く事業をされていた)が急逝されたこと等の様々な理由により、約2年半前、井手さんは手塩にかけて育てたリアラスをサミーネットワークスの傘下に委ねる決断をした。

僕には、その時の彼の気持ちが痛いほどよく分かった。

その井手さんと久しぶりに食事をしながら、僕のとある相談にのってもらったのだが、その席で井手さんが「平石さん、隣の芝生は青いんですよ(青く見えるんですよ)」と言っていたことが、心に留まった。

また、アイベックス創業者の辻井さんのブログに書かれていた「今、己の立つところを掘れ」というエントリーも、僕の心に訴えるものがあった。

ところで、「一生懸命」という言葉があるが、そもそもは「一所懸命」と言っていたそうだ。

考えて考えて考え抜いた結果、自分のフィールドを決めたら、迷わずそこに邁進するしかない。

SONY創業者の盛田さんの「アイデアの良い人は世の中にたくさんいるが、良いと思ったアイデアを実行する勇気のある人は少ない。我々は、それをがむしゃらにやるだけである」という言葉のとおりである。

結果は「保証されていない」。

でも、その結果をつかむには、「挑戦」する以外に方法はない。

気負わず、あくまで自然体で頑張ろう。

僕らしさを忘れずに・・・。