もうひとつの「甲子園」。

先週は慌しい一週間だった。

ところで、昨日は子供を連れて駒沢公園に行った。

ハンドルのところに椅子が取り付けられていて子供を乗せることができる自転車と、もう一台、普通の自転車を借り、親子3人で公園内を2周した。

ちょうど甲子園大会の予選の最中で、球場にはたくさんの観客が詰め掛けており、球場の外まで熱の入った声援が聞こえていた。

本人達はもちろんだが、監督やコーチ、彼らを応援するチアリーダー、そして、家族も含めて、甲子園出場という「共通の目標」を共有し、それに向かって頑張っている姿を想像し、自転車を漕ぎながら、目頭が熱くなった。

勝ち負けがはっきりしているスポーツという存在は、逆説的だが、その勝負の結果を超えて、素晴らしい価値がある(本人達以外にとっても)ことを改めて感じさせられた。

僕も中学時代、一生懸命に部活動に取り組んでいたが、当然のことながら、当時は、そこまでの意味は分からなかった。

さて、自転車を返した後は、「じゃぶじゃぶ池」という子供を水遊びさせる施設で、子供を遊ばせた。

同じ月齢ぐらいの子供達が、とても楽しそうに小さな瀧のようなところに勢いよく入って行く姿とは対照的に、僕たちの子供は臆病なのか?持っていったジョウロで水を汲み出したりと、おとなしく遊んでいた。

親としては、何とも物足りない心境であるが、それが、彼の「ネイチャー」であり、持って生まれた「気質」なのだろう。

「本人の持ち味」を受け入れてあげることこそが「教育」であり、個性豊な人間を育てることになるのだと思っている。

育児は「育自」という名言を、またしても実感した。

追伸:妻は大のサッカー好きだが、我が子が「少年サッカー」に明け暮れる姿を見るのは難しそうである(笑)。