「苦しくてもモデルを変えない」。

今日は、今月から始まる法政大学ビジネススクールでの授業(客員教授を仰せつかっている)の絡みで、ベンチャーリパブリック社長の柴田さんと会った。

彼は三菱商事を経て、ネットバブルがはじけた後の2001年に起業。今年8月、念願の株式公開を果たした。

ところで、その彼が言っていたことで、「そのとおりだよな・・・」と思ったことがある。

今日のエントリーのタイトルの「苦しくてもモデルを変えない」ということ。

僕が、その一言がとても印象的だったと言ったところ、本人がメモしていた(笑)。

本人は何気なく言った言葉にこそ、本質が表れていたりする。

創業後しばらくは、1ヶ月の売上が「何十万円」という時期が続き、投資家から「街の八百屋の方が売上があるだろう」と罵倒されたこともあたそうだ。

それでも、自分たちのプランを信じて、モデルを変えることをしなかったそうだ。

相当な「勇気」が必要だったと思う。

自分自身を振り返ってみると、インタースコープ時もドリームビジョンを創業してからも、あそこで自分を曲げてはいけない(かった)と思う局面がいくつかある。

テクニカルな面は状況に合わせて柔軟に対応すべきだが、根本的なところは、変えてはいけない。

そうしないと、自分の「強み」がどんどん薄れてしまう。

すべては「自分を信じること」だと思う。

自分以外に、誰も責任を取ってくれないのだから。